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イクラ ホヤ ナマコ [シルバーウィングでGO]

ピンポン 5時半頃、チャイムが鳴る
マルコガ吠える
「おや、もしかすると田舎からの届け物かもしれない」
クール宅急便だった。
岩手の我がお袋からだ。

あけてみると、やや小ぶりの鮭が入っていた。

オスか、メスか。
口の格好がメスだが、腹のふくらみがない。
「オスかもしれないな」
「オスでこんな形があるの」
「雄の雌化、雌の雄化が鮭の世界でも進んでいるかもしれないよ」
「人間じゃないんだからそんなことないよ」
結局、鮭の包丁は私が持つことになった。
入っているのは鮭だけではなかった。ホヤとナマコが入っていた。ホヤはホヤの袋から出した切り身だった。ナマコは捕れたそのままのものだった。これは嬉しい。

ナマコは私の大好物。同じ重量のアワビとどちらを選ぶかと言われれば、迷わずナマコを選ぶ。もちろん、生きたナマコをそのままぶつ切りにして醤油で頂く。ナマコの酢の物は食べられない。

我が山の神はよく知っていた、酢で締めたりは一切しない。海で捕れたままをそのまま出すようにしてくれる。

「雌だ」
鮭の腹を切り始めたとたん、イクラが外にはじけ始めた。
小さい鮭だったが、紛いもない鮭のたまご。

また、この正月はイクラを贅沢できそうである。すぐにお袋に電話をする。私の父親が亡くなっても元気さはいっこうに衰えない。
「女性はこうでなくっちゃ」
我が山の神もきっとこうなる。

明日、大晦日は娘のうち一人が戻ってくるらしい。お袋が送ってくれたイクラは食べるだろう。ナマコとホヤは食べられないだろうから私が独占できる。
その代わり、3時間かけて、餅につける胡桃と胡麻を摺って用意した。いや、親父譲りの餅の用意も肩がこる。
今年の胡桃は絶品だぞ。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/bunkoh/


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コメント 2

きさこ

こんばんは、初めて訪問しました。年賀状を書きながら、ふと思い出して覗いてみたら久慈の嵯峨商店の鮭でした。
家では昨日嵯峨商店のアイナメを頂き早速大晦日のご馳走の一品に。
美味しかったです。又お邪魔します。

追記:間違って12月10日の日記にも同じコメントを付けてしまったので、削除をお願いします。
by きさこ (2007-01-02 13:22) 

marukobunko

ご来場有り難うございました。おじさんにもよろしくお伝え下さい。
by marukobunko (2007-01-02 14:34) 

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