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震災のボランティア [シルバーウィングでGO]

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帰らねばならない31日,避難所になっている「えぼし荘」に自転車で行ってみると,テントが立てられている。えぼし荘の入り口にいる人に,テントの人たちが入れない状態なのかと尋ねると,「中に入りたくないんじゃないのかなあ」という答え。えぼし荘の中を覗いても人でいっぱいという様子ではない。一体どうしてテントを張っているのだろうとテントの側にいる人に聞くと,北海道教育大学の教員と学生がチームを組んで来たとのことだった。テント持参で来たのは,全てを自前で出来るようにした上でお役に立ちたいと考えたからだった。髭をかなり伸ばして説明してくれた方はおそらくは大学の教員だろう。八戸市のご出身で前田さんと名乗ってくれた。その日には,野田村唯一のお寺海蔵院と役場前で,焼きそばを振る舞う催しをするということだった。見上げた方々である。来て頂ければ嬉しいとのことだったが,残念ながら,リアス線に乗らなければならない時刻になっている。P1020778.JPG
なお,ゴルファーの石川亮選手が,今年の獲得賞金を全て寄付するという話や,ソフトバンクの孫正義社長が個人として100億円を寄付するという話など,多くの有名人が義援金の拠出を申し出ている。お金というものは不思議なもので,沢山あるから気前が良くなると言うものではない。逆に,あればあるほど欲しくなるもののようだ。それにもかかわらず,巨額の寄付金を差し出そうというその心根に,困っている人を助けたいという一人の人間としての姿を見ることが出来る。ただし,今自分が出来ることをするという意味で,テント持参で来ているボランティアの人たちとの決定的な価値の差はない。
新しい年度が始まる。このあと,ボランティアで来ている人たちの中にも,自分の生活に戻らねばならない人も多いだろう。被災地は自衛隊や地元の人たちでが頑張ることになる。
すぐに梅雨の時季になり,暑い夏がやってくる。その時をどのように乗り切るか,長い戦いがまだまだ続く。
http://www.imagegateway.net/p?p=HUmyaSAaSv8&t=ICw
http://www008.upp.so-net.ne.jp/bunkoh/

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