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沖ノ島が世界文化遺産に [シルバーウィングでGO]

沖ノ島が世界文化遺産に選ばれたそうだ。聞けば,大陸と日本の文化の中継的な役割を果たしてきた島で,国宝に指定されるような金細工や銅鏡などが発見されているそうだ。
昔はこの島には,たった一人,裸になって身を清めてからでなければ入れなかったそうだ。深い信仰の対象だったからだろう。ただし,最近では人数は限定はしているものの,年に一回200人限定でお参りに訪れることを許していたそうだ。
それが,世界文化遺産に指定されたことによって,上陸禁止になるそうだ。沖ノ島は昔から女人禁制だったそうだが,これからは男女を問わず入ることが許されないことになったわけだ。
今まで200人限定で入ることが許されていた人たちも,入るときは一糸まとわぬ姿で禊ぎをしなければならなかったという。近年でも女性の上陸が認められなかったのは,この禊ぎのためだと思われるが,女性は不浄だから上陸を認められなかったと受け取られることも考えられる。そこで,宗像大社はそのような疑念を氷解する方法として,男女を問わず上陸禁止という決断を下したのだろう。古いものも大切にしながら新しい時代にあった対応をした好例と言っていい。
ただし,ふと思った。信仰の対象として守っていきたいのなら世界遺産に登録する必要があったかどうかだ。文化遺産としてどのように生かしていきたいと思って世界遺産に登録したのだろう。

世界遺産とは何の関わりもない岩礁 小袖海岸の釣り鐘洞
IMG_1726.JPG

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