医師の残業2000時間

厚労省が医師の残業を年間2000時間を上限とする予定だそうだ。
以下は単細胞的な仮定と単純な計算だ。年間の基本的な休日は一般的な勤め人と同じ土曜・日曜とすると年間の土日数は365÷7×2だから，大体104日。そのほか国民の祝日に関する法律に定められる休日16日のほか年末年始を合わせて18日ぐらいとすると，年間の休日は104＋18＝122，まあ年間120日は休めるから勤務日は365－120で245日ぐらいになる。この勤務日に残業2000時間を乗せることになるから，残業時間の平均は，2000時間÷245日だから約8時間10分の残業ということになる。お医者様が現実の勤務日が少なすぎると主張し，土日どっちかは勤務日にすると，平均残業時間は6時間40分ぐらいになる。
厚労省は実際には休日出勤を残業時間と計算するなどしているから，一日あたりの勤務時間はそれほどにはならないと説明するだろうが，本来休める日に骨身を削るのだから，大変なことには変わりはない。
お医者様の仕事は，人の命を預かっている高度に専門性の高い仕事だ。疲れた頭脳と体で診察していて誤診でもすれば，患者はたまったものではない。医療事故が増えるのではないかと心配する。
お医者さんになろうという人が減ったりしないかなあ。