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「一人で死んでほしい」に異論 [シルバーウィングでGO]

川崎市の無差別殺傷事件の犯人に対して「一人で死んでほしい」と言ったニュースキャスターや落語家たちのコメントに異論がでているそうだ。新聞には「同様事件誘発の恐れ」の見出しだ。「次の凶行を生まないためにも『一人で死ぬべき』という非難は控えてほしい」と呼びかけているそうだ。
「一人で死んで」は多くの人が思ったことだろう。私もその一人だが,別の言葉に言い換えてみる。「自分が死ぬために他人を道連れにすることはないだろう」にしてみると,「死ね」よりも「殺すな」の意味の方が強い。
異論を挟んだ人は,犯行の遠因は岩崎隆一の恵まれない生活にあり,犯人岩崎隆一が苦悩しながら生きてきたことを理解しなければならない。単に犯行を非難するだけでは犯行はなくならないと言いたいのだろう。
「一人で死んで」と言っている人たちも,岩崎隆一のそういう事情を無視しているわけではないはずだ。しかし,何の落ち度もない人が,突然「死にたい・人生を終わらせたい」という人に無差別に殺されるという理不尽さ。そのその理不尽さに向けられた悔しさが沸騰し,犯人岩崎隆一に何か物を投げつけたい気持ちになったのだと思う。それが「一人で死んで」という言葉になったのだと理解している。彼らも生きて苦悩している人に「死ぬなら一人で死ね」とは言わないだろう。「死ぬな」と呼びかける筈だ。
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