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川崎市登戸余波殺人 [シルバーウィングでGO]

川崎市登戸の無差別殺傷事件の余波が歪んでいる。事務次官と言えば省庁のトップで,偉い人の代表のような存在だが,元事務次官だった男性が44歳の息子を包丁で殺害した。
犯人の,熊沢元事務次官は息子が家庭内暴力をふるったと言っているようだ。岩崎隆一と同じような引きこもり状態だったらしい。近所の人は長男がいることにすら気づいていなかったそうだ。
直接のきっかけは,長男が近所の運動会がうるさいと言ったことを熊沢元事務次官がたしなめたことで口論になったことらしい。しかし,この事件を聞いた殆どの人は川崎市登戸の無差別殺傷事件を思い起こしたはずだ。熊沢元事務次官は息子が岩崎隆一と同じようなことをしでかすのではないかと恐れたのではないかと。
無差別殺傷事件の歪んだ余波が,新たな事件を引き起こしたと言えるかもしれない。心配が増えた。
1.川崎市登戸の岩崎良一をまねる犯行
2.熊沢元事務次官をまねる犯行
3.6月8日の記憶の再現。池田小学校と秋葉原
思い過ごしであってほしいが気になる。
さて,自己責任という言葉が幅を利かせるようになったのはいつ頃からだっただろうか。紛争地で人質になった女性が救出されると,自己責任論というバッシングがひどかった。戦場記者の安田純平さんのときもそうだった。無理矢理安田さんに自分の責任と言わせた。
紛争地で殺されるのも自己責任,路上生活も自己責任的な論調が幅を利かせた。勝ち組,負け組という線引きは未だに引かれっぱなしだ。
今度のふたつの事件も,底流に自己責任論や勝ち組,負け組的なものの見方考え方があるような気がする。
とりあえず,今週の土曜日に何事も起こりませんようにと祈る。
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