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お主も悪よのう [シルバーウィングでGO]

菓子箱の下に小判が! という話が今の世の中にあったんだと,驚くやら呆れるやら笑っちゃうやらで,まるで越後屋とお代官様の話だ。
関西電力のトップに高浜町の助役森山栄治が高額の金品を送り続けていたことが明らかになった。総額で3億を越すというから仰天だ。
小さな町の助役がそんなポケットマネーを持っているはずはない。その金はもちろん関西電力からの交付金という形だったり自治体への寄付金だったり関連企業への仕事の発注だったりと様々な形で流れていた金のはずだ。その一部が関西電力トップにいわば「キックバック」として戻っていたわけだ。これは貰う側にとってもウハウハだったはずだ。
報道では関西電力トップは森山栄治助役の脅しに屈して返すことが出来なかったと説明している。聞いた人は「死人に口なし」だと全員気づいた筈だ。仕方がなかった,悪いのは森山助役だったというわけだが,苦しい言い訳だなあ。誰にも信じてもらえないと分かっていてもそう言わざるを得ない滑稽さ。
しかし,笑ってばかりはいられない。関大電力から高浜町(森山助役)に流れた金も高浜町(森山助役)から関西電力トップへのキックバックも全て電気料金に上乗せされている。関西電力の懐は全く痛まないわけだ。これって,どう考えても犯罪だ。いわゆる贈収賄だが,今回の贈収賄はも双方とも贈賄かつ収賄を犯している。関西電力から高浜町(森山助役)へは原発稼働の便宜を図ってもらうための贈収賄,高浜町(森山助役)から関西電力トップへは関西電力から関連工事の受注するための贈収賄としてだ。
ダブルの贈収賄とは,おぬし等も悪よのう。
助さん角さん,懲らしめてやりなさい。

高浜町への電源交付金は17億円を超える これも電気料金に上乗せだ
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