管制空域

羽田の発着を増やすために東京都内の低空域を飛行機が飛ぶことになるそうだ。品川の羽田に近いところでは300メートルぐらいになるそうだ。300メートルというのはたぶん海抜だから，100メートルの高層ビルがあれば僅か200メートルの高さと言うことになる。これはかなり近い。騒音もかなり大きいと言うことが想像できる。
増便のためにここを通らなければならないのは横田基地の米軍が管制する横田基地管制空域があるからだそうだ。なんだそれ。ネットで調べてみると日本の空のはずなのに横田基地を中心に広大な空域が米軍の支配下にある図が出てきた。何じゃこれ。自分の国なのに自分の思うとおりに出来ないと言う理不尽さ。日米安保条約が生んだ鬼っ子だ。首都圏の空を米軍に握られているということを私は知らなかった。自分の国の空を飛ぶのに他国の人に許可をもらわなければならないとはなんという屈辱。安保条約が必要かどうかは別問題として，地位協定の見直しとともに管制空域の見直しは是非やってほしい。
トランプ大統領は駐留アメリカ軍の駐留費をもっと出せと圧力をかけている。外面のいい安倍首相はまさかしっぽふりでかわそうという戦術ではあるまいな。そんな戦術は通じるわけもない。増額するなら地位協定の見直しと管制空域の見直しを条件にしなければ国民は納得しない。
あ，繰り返しになるが，米軍が守っているのは最終的にアメリカだ。日本ではない。アメリカを守るために前線基地の日本を守っているだけだ。

菜の花の頃になった。明日は立春