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人工透析見合わせ案 [シルバーウィングでGO]

私も腎臓には自信がない。たぶん人工透析が必要な事態にはならないと思うが,人間ドックの度にその数値に気をつけなければならない。人工透析が必要になれば生活が著しく制約される。週に3・4回,一日4・5時間あたり透析が必要だそうだ。
その人工透析を拒否する人がいるそうだ。当然尿毒症になって死に至ることを覚悟しての拒否だろう。
そういう場合,医師は大変苦悩するそうだ。透析をやめれば患者は死亡する。続けると患者の意志に反し,下手をすると法的に訴えられる可能性がある。患者の医師を尊重して透析をやめ患者が死亡するとその家族から「なぜ透析をやめた」と訴えられるということも生じている。それだけ事態は複雑だ。
その透析を見合わせる案が透析学会から提案され論議を呼んでいるようだ。その要点は
・患者の透析拒否の意志を確認→家族を含めた医療チームが透析しないことを合意→確認書を作成(いつでも再会できる)→撤回の意志→透析再開
だいたいこんな具合だ。
さて,出来るだけ中止は慎重に選択されるとは思うが,透析を見合わせるということは,本人の自死を認めることにならないかという疑問がわく。透析の中止がいわゆる消極的安楽死にあたるわけだ。
日本にはまだ安楽死の制度はない。自分の生死は自分で決める権利があるという尊厳死の考え方は十分に広がっていない。今回の透析見合わせ案はその論議に先鞭を付けるものだ。スイスにまで出かけて安楽死を選ぶ必要がない時代が来るのだろうか。
いや,もっと現実的な政策だったりして。つまり,医療費ばかりかかって生産性のない年寄りには早いとこお引き取り願おうという思惑だったりして。

そうかもしれない
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