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植松聖的人々 [シルバーウィングでGO]

舩後参議院議員が新型コロナウィルス感染の危険を訴えて国会への登庁を中止すると,こんな大変なとき休むとはけしからん,死ぬ気でやれという意見があったらしい。映像で見るとおり舩後議員は自力では呼吸が出来ないために,常時人工呼吸器をつけている。肺が弱いため感染症にかかると健常者には想像できない命に関わる事態が生じる可能性がある。そういう危険を回避する行動が批判の対象になったわけだ。休むんなら歳費を返せなどと批判する議員もいたそうだ。
津久井やまゆり園の入居者19人を殺害し昨日死刑判決を言い渡された植松被告を思い出した。舩後議員の登庁見合わせを批判する人と植松被告が重なって見える。生産性のない人は我々の世界には不要だと考えている人たちだ。
舩後議員はALSを発症する前はトップセールスマンだったそうだ。結婚し子どもも出来,順風満帆と思われた41歳のとき突然ALSを発症したそうだ。
と言うことは,誰にもそういう可能性があると言うことだ。誰もが同じような障碍者になるかも知れないわけだ。
我が国の基本的な姿勢は法律に表れていると思われるが,「不良な子孫の出生の防止を目的とした」優性保護法が出来たのが1948年,廃止というか改正され法律名が変わったのが1996年だ。まだ四半世紀も経っていない。強制的に不妊手術を受けさせられた女性が訴訟を起こしたことは記憶に新しい。
舩後議員や同じれいわの木村議員に新しい息吹を感じるのか,優性保護法的考えに戻るのか,日本の進路が問われている。
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