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親の懲戒権 [シルバーウィングでGO]

またもや,幼い子が虐待の被害に遭った。母親が3歳の女の子に熱湯をかけ火傷を負わせたそうだ。母親はその女の子をラップで巻いて寝かせていたという。女の子は皮膚がめくれる重傷で,3ヶ月の入院が必要だそうだ。あまつさえ,女の子が発見されたとき母親はパチンコに興じていたという。
つい先日,野田市で栗原心愛ちゃんが虐待されて死亡したばかりだ。日本人の道徳心は一体どうなってしまったのだろう。
この事態に国会では,民法の改正に取りかかるそうだ。民法には我が子に対する親の懲戒権が認められており,ある程度の体罰も認められてきた。認める前提は体罰が体罰が子供のプラスになるという考えだろう。親の言い分をそのまま表現すると,「子供のことを思って」叩くことになる。しかし,親は冷静に子供の為を思って叩いているわけではない。子供に手を挙げるのは,僅かな時間であっても,憎らしくなって興奮したからだ。成長した子供が叩かれたことを有り難く思っているかと言えば,そんなことは全くない。口には出さないだろうが,大抵は叩かれたことを快く思っていないはずだ。少なくとも,叩かなくてもいいのにと思っている。まあ,私は叩かれて育った年代だ。ばたばた騒ぎ立てる我が子を叱れない親を見れば,それもまた情けない。
さて,政府は体罰禁止条項を設けることを5年を目途に検討するという報道だ。
5年を目途にというのでは,政府は本気でやる気がなさそうだと言わざるを得ない。法律を改正するということはそれほど簡単だとは思わないが,余りに悠長すぎる。
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