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今でもオウム真理教信者の転入届は不受理 [シルバーウィングでGO]

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庁舎に入ると何年も掲示されている一枚のメッセージが目に入る。見てはいるがもう目に入らなくなっている人もいるだろう。それだけ、日常の風景の一部になっている。内容は「本市はオウム真理教信者の転入届は受理いたしません」だ。
こういうメッセージはなにも野田市だけではなかった。記憶では殆ど全部の市町村が同様の意思表示をしていたはずだ。ただし今になるまで続けている自治体は珍しいかもしれない。
オーム真理教に対する拒絶感情が強い頃は自治体のこういう措置を是認する風潮があった。首謀者の殆どが死刑になった今でも続いているわけだ。
それはさておいても,転入届不受理は明らかな憲法違反だ。それでもなお拒否の姿勢を続けるのだろうか。
オウム真理教の首謀者たちが死刑になった後,新聞に松本サリン事件の犯人と疑われた河野義行さんのインタビュー記事が掲載された。
河野さんは松本智津夫達の死刑に反対していたそうだが,自治体の転入拒否についても異議を感じていたようだ。河野さんは自分も自分の妻もサリン事件の被害者なのに,町の人から出て行け呼ばわりをされたそうだ。その経験から自治体がおおっぴらに憲法違反を侵していることは認めるわけにはいかないということらしい。
河野さんには「もうそろそろ」という言い方もおかしく聞こえるかもしれない。転入不受理は「はじめから」自治体の方針として認めてはならない考え方だったのだろう。それが正しいかもしれない。
さて,お役人が最も嫌うのが責任をとることだ。前職者が掲げたメッセージはたとえ憲法違反だと分かってはいても,取り外すことはしないだろう。抗議を受けるのが怖いからだ。なにも波風立てることはないだろうと知らんぷりを続けるわけだ。
なお,オウム真理教信者が転入届を出してきても,役所の係はその人がオウム真理教信者だと分かる筈はない。
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