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高齢者が運転やめたら [シルバーウィングでGO]

高齢者が運転する自動車で悲惨な事故が起こり,運転免許証返納の圧力が社会全体に広がっている。池袋の事故で妻と幼子を失った男性の気持ちを思えば,多くの人が高齢者に運転を自粛してほしいと思うだろう。
ただ,新聞の小さなヘッドラインの記事を見て複雑な思いになる。「要介護可能性2倍」という記事は納得感が高い記事だった。
簡単に言うと,運転をやめると要介護になる可能性が運転を続けた人より2倍も高かったという調査結果が公表された。公表したのは筑波大のチームだ。運転をやめることで活動量が減って健康度が低下するからだそうだ。
普段私は,車ではなく歩きや自転車での移動が多い。雨が降ってどうしようもないときは,自動車を使うことはあるが,そうでないときは片道10キロぐらいまでなら大体自転車だ。お医者様まで片道6キロ。碁会所までも6キロだ。介護ボランティアの施設までは5キロ。卓球をする体育館までは1.5キロ,いつも自転車だ。片道10分ぐらいだと,歩くチャンスと考えてたいていは歩く。車に乗らないから逆に活動量を増やしているようなものだから,運転をやめたからといって要介護の可能性が高まるとは思えない。
ただ,だからといって運転を早くやめる方がいいかというとそれが難しい。自動車は足腰が弱っても活動の範囲を広げてくれる便利な乗り物だ。80近くなって片道10キロを自転車で行き来できるだろうか。たぶん自動車を使うだろう。更に,これからは自動車自体に人間の安全運転を補助してくれる機能がつくだろう。もしかすると自動運転もかなりのレベルまで達するかもしれない。そうなると,高齢まで車が使える便利な世の中になる。
なお,若者の自動車離れが進んでいるそうだ。高齢者の自動車離れも進めば自動車会社もじり貧だ。若者対策に高齢者対策とメーカーも大変だなあ。
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