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ゴルフ練習場鉄柱倒壊 [シルバーウィングでGO]

台風15号の強風でゴルフ練習場の鉄柱が倒れ,近隣の住宅に大きな被害を与えた。ところがゴルフ練習場の弁護士は,壊れた住宅の修繕費は払わないという考えだそうだ。理由は事故は自然災害だからだという。確かに自然災害としての側面は否定できない。ただし,被害住民は「はいそうですか」とはいかないだろう。
私は現在ゴルフはやめてしまったが,以前は時々近くのゴルフ練習場に出かけることがあった。ただ,時々途中でUターンすることもあった。風が強い日はネットが下がっているのが見えるからだ。打ちっ放しの最中でも,ネットが少し下がってきて打ったボールがネットの上部にぶつかって飛距離が分からなくなることもあった。練習場側が常に風の強さを把握していて,ネットを上げ下げしていたわけだ。
さて,今度の倒壊事故の写真を見ると,ネットがついたまま倒れている。つまりゴルフ練習場側がネットを下げなかったわけだ。それで,強風をネットがまともに受けて鉄柱を倒してしまった。
もしも他のゴルフ練習場でネットを下げていても倒れたところがあるのなら,「自然災害だから」と主張できるかもしれない。しかし,今回の事故はネットを下げずに起こってしまった。自動車事故で言えば,「安全注意義務違反」と言えるだろう。自然災害だから賠償責任を負わないと言う主張は直ぐに破綻するだろう。
問題はこのオーナーに賠償責任を負う能力があるかどうかだ。打ちっ放しの練習場だから土地は広いから,それを売って賠償金を用意できるかどうかだ。人口密集地域だから土地もそれなりの価格だろう。土地が2000坪(あてずっぽう)で,坪単価20万円(あてずっぽう)なら4億円だ。しかし,被害家屋の数と状況はこれから明らかになっていくだろうが,4億円で足りるかどうかだ。一軒当たり2500万とすれば16軒でぴったり4億円だが,仮にに仮を重ねた空論に近い。金額が不足すれば,被害住民は泣き寝入りという結果に終わるかもしれない。

細いが復元力がありそうだ
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