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やっと発熱外来に [シルバーウィングでGO]

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加藤厚労相が,新型コロナウイルス感染症にかかったかなと思ったどういう人が帰国者・接触者外来を受けられるかの受診目安を発表した。その発表では37.5度以上の発熱が4日以上続いたときは保健センターに設置される帰国者・接触者相談センターに電話し,そこで同センターに新型肺炎と判断されると指定される医療機関を受診するんだそうだ。
この発表を聞く限り確定感染者に濃厚接触したとか湖北省や浙江省への渡航歴は見えにくい。やっと,現実に即した体制にしたかと思われた。今朝の新聞報道でも同様の報道だ。しかし,厚生労働省HPの「帰国者・接触者相談センター開設」を読むと安心は出来ない。
厚生労働省HPに掲載された帰国者・接触者相談センター開設の内容を下にコピペした。

1 発熱または呼吸器症状(軽症の場合を含む)を呈するものであって,新型コロナウイルス感染症であることが確定したものと濃厚接触歴がある方
2 37.5度以上の発熱かつ呼吸器症状を有し,発症前14日以内に湖北省または浙江省に渡航または居住していた方
3 37.5度以上の発熱かつ呼吸器症状を有し,発症前14日以内に湖北省または浙江省に渡航または居住していたものと濃厚接触歴のある方

つまり確定感染者と濃厚接触したか,発症前に湖北省または浙江省に渡航または居住していたか,そういう人と濃厚接触歴があるかという三つの要件をorでくくった条件になる。つまり感染経路がはっきりしないと相談センターにはじかれるわけだ。既に国内にはウイルスが霞のように広がっていると思われる。山手線で感染,パチンコ店で感染,百貨店で感染,いずれも要件の1は確かめようがない状況だ。結局,高齢者はただ熱が続いているだけでは病院に行くなと言われているようなものだ。子供も4日間は発熱を我慢しなければならないわけだ。
おや,たった今厚労省のHPを見ると書き換わって,湖北省や浙江省への渡航歴という表現がなくなっている。国民からの批判がよほど堪えたらしい。これで,発熱したら電話していいことになった。それでも電話の先は「帰国者・接触者相談センター」のままだ。この名前にこだわるのは,なにかの抵抗のつもりなんだろうか。

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