ガソリン満タン

玉川コメンテーターが，車のガソリンは少な目にして乗る。満タンだと重いから燃費が悪くなるからと答えた。確かに重さによって燃費は変わるだろうからなあ。
我が山の神は満タン派だ。半分ぐらいになると給油するように心がけているそうだ。そういう給油をするようになったのは2011年の大震災の経験があったからだ。
当時，私はストリームに，我が山の神はマーチに乗っていた。私のストリームの燃料が少なくなっていたときだったので何日か経つとエンプティ表示で通勤に困った。そのとき我が山の神のマーチにはガソリンがたっぷり入っていたので私の通勤に貸してもらって急場を凌いだ。それ以来，給油は早めにしてきたそうだ。
最近，早めの給油をしなければならない理由がほかにもあるそうだ。ガソリンスタンドの減少だ。探しても近くにガソリンスタンドがないと心細くなることが増えているそうだ。ガソリンスタンドが少なくなっているのは，ガソリンが以前に比べて売れなくなってきているからだそうだ。一つには若年層の車離れ。免許すら取らない若者が増えているという。東京など都市部では公共交通機関が張り巡らされていて，移動には車より電車の方が速くて安いこともある。今更，車で彼女を誘い出すという手も古そうだ。二つ目は，車の燃費性能が格段に向上していると言うこと。一昔前のストリームは普段10～12キロ／Lだったが，今度のフィットはその倍以上は走るようだ。
さらにあと10年も経てば，車は電気自動車に移行するだろう。電池が高性能化すれば，フル充電で500キロとか1000キロなどと言うことになり，新規参入による価格競争にもまれれば，さらに価格的にこなれて電気自動車への移行が進むだろう。ガソリン各社は今のうちに新しい体制に進む道を考えておくべきだろうなあ。例えば，電池の規格化を進め，電気ステーションで充電した電池を取り替えるサービスを行えば，オーナーはガソリン満タンの気分で長い距離でも不安なく走れるだろう。

2011.3.17 8:07 左車線の車はガソリンを求める車列