イナバの物置戸車交換

物置と言えばイナバかヨドコウだ。我が家のイナバの物置はこの家を建てたときに自分で組み立てた。自分で組み立てるなんて今では考えられないほどの手間がかかったはずだが，30代の頃は私も元気一杯だったわけだ。
そのイナバの物置も年数が建ってかなり痛みが目立つようになった。特に気になってきたのが引き戸の開け閉てだ。ガタガタいいながら動き滑らかに往復してくれない。先日は取っ手のついた引き戸が外れて元に戻すのに苦労した。普段戸車は外れずにレールの上にあるようだがどうやら限界らしい。そこで戸車を交換することにした。ネットでサッシコンビニを調べてみると，今まで使っていた戸車は廃番になっていてそれを取り寄せることは出来なかった。それでまだ売っている型番のなかで一番大きさが近い241-0130という型番を使ってみることにした。戸車の幅が2ミリ狭く，高さも3～4ミリ足りない。まあ何とかなるだろうとふたつ注文した。価格はさすがに高い。戸車二つで送料を含めると2500円を越えた。これで役に立たなかったらつらいがあきらめるしかない。
さて，古い戸車の取り外しは意外に簡単に出来た。時々油を差していたからだろうか。新しい戸車の取り付けも手間はかからなかった。ところが，戸車が低いのでレールの上に載っていないらしく，戸の開け閉てが戸をズスッと引きずり重い。これでは戸車全体を高くしないと役に立たないと思い，戸車に数ミリの下駄を履かせることにした。下駄の材料はプラスチックの板を考えたが工作に自身がない。それでちょっと安易だが，ベニヤ板を小さく切ってそれを接着剤でくっつけることにした。下駄を履かせる方法はうまくいった。高くした戸車に載った引き戸は静かに滑らかに動いた。感動という言葉はもっと心に響く場面に使うべきだがここは感動の言葉を許していただこう。やってみるもんだなあ。