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大学入学共通テストに記述式導入 [シルバーウィングでGO]

受験生にかなりの不安が広がっているらしい。記述式の採点が公平に行われるかどうか心配している受験生が非常に多いらしい。
今までのテストは機械で採点するマークシート方式だから知識理解を測定するには実に効率的な方法だ。受験生も自己採点してその後の進路に生かしやすいらしい。
しかし,マークシート方式のテストでは,人間の持つ能力のごくわずかしか測定できなと言われるそうだ。創造性や,表現力,問題発見能力など頭脳の高度な働きを測定するには自由記述式のテストでなければ出来ないと言う声が多いらしい。
ところが記述式は採点業務が大変だそうだ。なんでも文科省から採点を請け負ったベネッセコーポレーションは,採点者を募集しているそうだが,その募集キャンペーンのコピーに,「未経験者歓迎」との言葉があるそうだ。未経験者OKでは受験生が心配になる気持ちは分かる気がする。
なお,どんな方式にしても完璧というテストは出来ない。必ず問題が発生するだろう。記述式ならAIが採点できるような問題を考えるしかないだろうな。たとえば国語なら「箇条書きで答えさせる設問」とか,「文章を要約させる問題」とか数学なら状況設定から作問したり,集合論を論じさせるなど採点しやすい設問なら採点のぶれは少なくなるだろう。それでも,完全に公平に採点できるという保証はない。要するに何を重視するかだ。徹底的に公平性を希求するならマークシート方式だし,問題・課題はあるが大学が求める人材を見つけたいなら記述式ということになるだろう。
ただし,大学の改革と同時進行で進めるべき問題だと思う。日本の高校生は,「今は余計なことを考えずに受験勉強に専念しろ,大学に入ってからいくらでも遊べる」と言われてきた。もちろん私もその一人だ。国によっては入学は入り口は広いが,入学してからの勉強が大変な大学があるそうだ。授業について行けない場合はやめさせられるのだそうだ。日本の大学は,代返だってまかり通っている。大学ってどうあるべきかという議論を素通りして入試だけを論じても,成果は限定されるような気がする。

カエデの種はどうやってこんな形を獲得したのだろう。
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