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個人の見解 [シルバーウィングでGO]

森法務大臣の3,11の発言が激震を広げている。福島原発事故のとき,いわき市民の避難前に検察官が拘束されている被疑者十数人を理由なく釈放して逃げたと国会で暴露したそうだ。まあ被疑者といえどこのままでは危険だと判断すればそんな判断もあり得るのかなと思う。ただし国会は騒然としたそうだ。9年前の話だが,そんなことがあったっけか。もしも本当なら,下手をすると市民がパニックを起こしかねない。
この問題を質問されると森法務大臣は,「理由なく」と「逃げた」というところは個人の見解だったので不適当だったので撤回すると答弁したそうだ。
まず,個人の見解を話すことがなぜ不適当なのだろう。考えられるとすれば,政府も知らないことを法務大臣が話すのは良くないと言うことぐらいだ。事実確認として被疑者を釈放して自分(検察)が逃げたと言う話が事実かどうかははっきりさせなければならない。そこには「個人の見解」の入り込む余地はないはずだ。
逃がしたことがやむを得なかったことなのかについての見解は分かれるかも知れない。しかし,「逃がしたまたは理由なく釈放した,検察官は市民より先に逃げた」この二つのことが事実かどうかははっきりさせなければならない。それを「個人の見解」でごまかそうとすることは許されない。
なお,この話は検察官の定年延長の審議の中で起こったらしい。法律家なら特別法優先と言うことを知らないはずはない。国家公務員法に対して検察庁法の方が優先するから,定年延長はできないと考えるのが自然だ。

ボケッとしてんじゃねぇ
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