帰省のお土産

東京の感染者がもうすぐに500になろうというのに，政府は「 go to travel キャンペーン」を引き続きやるつもりのようだ。その上お盆の到来とともに帰省シーズンがやってくる。毎年の民族大移動だが東京から地方への大移動という意味合いが強い。
東京では連日知事が感染者数を発表しているが，既に都内は殆ど感染爆発状態だ。放置すれば，そこから帰省客が新型コロナウィルスをお土産にして全国に散らばるわけだ。東京の新型コロナウィルスが地方にも行き渡り，第2波のピークは益々大きくなりそれがいつになるのか全く見えない。
大臣は「帰省の際は注意して」と言っているようだが，若者には無症状感染者が多いと言われている。無症状では本人は気の付きよう，注意のしようがない。気が付かないうちに新型コロナウィルスのお土産をじっちゃん，ばっちゃんに届ける可能性が高いから，医療体制が整っていない地方は大慌てだろう。心中「帰ってくるな」と思っているはずだ。
感染者が見つからなかった岩手でもとうとう感染者が見つかったがそれでもなお「かえって来いよ」とは言わないだろう。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」「帰るところにあるまじや」と声を大にするだろう。声を大にしちゃ飛沫が飛ぶなぁ。
我が千葉県でも安心はしていられない。一気に51人に増加した。野田市でも累計34人に増加し，じわりと足下に新型コロナウィルスが忍び寄っていることを感じている。足下がこそばゆい。秋の訪れとともに新型コロナウィルスが益々勢いを増していくのは間違いないからなあ。

もう見られないかも知れないなぁ