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双子座流星群 [シルバーウィングでGO]

双子座流星群が15日の朝3時に極大になるという記事が出ていた。
どれ、散歩でもしながら眺めようと、午後9時頃我が山の神と布団をまとうような厚着をして出かけた。
外はやや風もあり、冷たい空気がほおをさした。
月も隠れ、雲も少ない。絶好の流れ星狩になりそうである。
いつもの道を、空を見上げながら、いつもよりゆっくり歩く。
「こんなダルマさんのような格好じゃ転んでも痛くないわね」
実際、二人ともそんな格好だった。
しかし、普段は助かるはずの街灯がこの日ばかりはじゃまになる。
また、自動車のヘッドライトもとてもまぶしく感じる。
帰り道はいつもと違う畑のなかの小径に入った。
しばらく空を眺めていると、白い糸のような筋が一本空をよぎった
「みっけ、ひとつゲット」
「えー、私見えなかった」
我が山の神は私とは別の方向を見ていたらしい。
しばらくして
「見えた」

我が山の神が声を張り上げた。
今度は、私がその流れ星を見損なった。
結局、その小径で二人が見つけた流れ星はそれぞれ3つずつだった。
いや、僅かな星くずの最後の輝きがこんなにも素敵な贈り物になるとは不思議である。
帰り道、我が家の近くまで来ると、一軒の家がけばけばしい電飾に輝いている。光の強さでは先ほどの流れ星の何百倍、何千倍だろうか。
しかし、なぜかその光を喜べない私がいる。我が山の神も同様のようである。
夜の町を歩くと、あちこちでこんな家に出くわす。
光害とは言わないが、温暖化やエネルギーの節約などが口の端に上る昨今、節度ある楽しみ方を心がけたいものではある。
12月は「クルシミマスでサンザンクロースルだな」と駄洒落をとばす。
「座布団一枚」

http://www008.upp.so-net.ne.jp/bunkoh/
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