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無投票 [シルバーウィングでGO]

統一地方選挙で県議会や市区町村議会選挙の真っ盛りだ。ただし,盛り上がりは今一つのようだ。最も身近な選挙ではあるが,どんな問題や課題があってどのように解決,達成しようとしているか考えの違いもよく分からない。新聞受けに入る候補者のチラシを見ても,どっかの国会議員や市長とのツーショットを売りにしているだけのようで,ご本人の見識や能力を打ち出そうという姿勢は見あたらないものがある。
さて,テレビの報道によれば無投票選挙区がかなりの数に上るそうだ。要するに立候補者が定員ぴったりなので無投票で当選が決まった選挙区があったということだ。埼玉県では期日前投票に訪れて驚いた人がいたというが,そんなニュースに私も驚く。私が住む千葉県でも46選挙区のうち18選挙区で無投票だそうだ。
小さな村の場合,いつも顔をつきあわせている共同体だから,事前の調整というか,あうんの呼吸で定員を超える立候補は避けられることはあるかもしれない。民主主義としては本来の姿ではないが,年功序列社会の共同体ではありうることだ。しかし,県議会の選挙が無投票というのは一体どういうことだろう。気になったので千葉県の状況を調べてみた。
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県議会の選挙区は国政でいう中・小選挙区という区割りらしい。1人区は全部で20あるがそのうち13区で無投票だ。都市部の2人区でさえ無投票がある。当選した人は胸を張るだろうが,ただの一票も投票してもらっていないのだ。少なくても信任不信任の投票ぐらいやったらどうだろう。不信任が多かったら,議員定数に不足が生じるなどと言うものがあるだろうが,定数をオーバーするのは困るが,定数内であれば議会の構成に問題は生じない。日本の風土には民主主義は合わないのかなあ。
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