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目には目を [シルバーウィングでGO]

ここ野田市で小学4年生の女の子が風呂場で死んでいたとのニュースだ。その後,この事件は父親による虐待との報道だ。もしや,虐待に水風呂でも使ったかと心配した。水風呂ではなく冷水のシャワーだったそうだ。心配していた事は的外れではなかった。
虐待死させた41歳の父親は,その子がオネショをしたのでしつけをしたと言っているらしい。オネショで水風呂か冷水シャワーを浴びせるのなら,日本中の子供が同じような虐待を受けなければならない。また,亡くなった女の子には,これまでに虐待を受けていたと思われる痣などが見つかったということだ。可哀想に,楽しいはずの家庭がこの子供にとっては地獄のような場所だったわけだ。
ふと,「目には目を歯には歯を」の昔の掟が思い起こされる。ハンムラビ法典や旧約聖書にこの記述があるそうだ。虐待をはたらいたこの父親を水風呂に入れ,冷水シャワーを浴びせ,それがどれだけ辛いことか身を持って味わわせたら,自らの行いがいかに非人間的な行為だったかに気づくだろうか。目には目を歯には歯をの延長線上には,死には死をと言う文字がちらつく。しかし,この父親も弁護士も,人権だとか残虐な刑罰は禁止されているなどと言うだろう。それでも多くの人の親,多くの人の子は,出来ることではないと分かっていても,目には目をもって贖えと言うのではないか。
なお,この子を本当に守れなかったのか多くの課題が残る。父親からは,学校に沖縄に旅行に行っているから休ませるとの連絡があったという事だが,近所の人は女の子の泣き声を連日聞いていたという。一般の人も虐待を疑う事態があれば,警察や児童相談所に連絡しなければならない事になっているはずだ。他人の家庭に踏み込むのを避けようと言う心理が,この子を救えなかった理由の一つかもしれない。学校や警察,児童相談所は虐待の事実をどの程度把握していたのかもこれから明らかにしなければならないだろう。
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