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再び永山基準について [シルバーウィングでGO]

新幹線殺傷事件で小島被告は無期懲役になるために殺人を犯したという。検察は小島被告の望み通り無期懲役を求刑した。小島被告本人は刑務所から仮出所できないように努める,つまり謝罪もしないし刑務所の中でも気ままに生きていくと宣言したわけだ。
小島被告の主張が認められたなら,勝利宣言を出したくもなるだろう。
社会の中で生きていくこことができなくなった弱者が最後の手段として選んだのが殺人による懲役という刑罰だとしたら,刑務所を悪用しているとしか思えない。
今までも似たような殺人はたびたび起こってきた。殺す相手は「誰でもよかった」という言葉が共通している。現実社会からドロップアウトしようと意図した殺人が続くのは社会が病んでいる証拠だと言えなくもないが,責任は本人が負うしかない。その責任が本人の希望でいいのかどうか。
やっぱり,永山基準の見直しが必要だ。永山基準にはいくつかの項目が条件として並んでいるが,中でも被害者数が重要な素因になっている。永山基準の見直しはその素因の見直しが欠かせない。つまり,何人殺したかではなく殺人の目的,殺人の残虐性で判断する必要性が高くなってきたのではないかと思わざるを得ない。もしも,死刑廃止ならそれに見合う刑罰を考えるしかない。
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