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日本の司法制度の歪み [シルバーウィングでGO]

ゴーン被告の逃亡で分かったことだが,日本と犯罪者引き渡し条約を締結している国はアメリカと韓国の2ヶ国だけだということだ。
その理由をサンデーモーニングの出席者の青木理が教えてくれた。それは,日本には死刑制度があるので犯人を日本に引き渡してしまうと死刑になる可能性があるからだということだ。成る程,日本の司法制度が犯人逮捕の傷害になっているというわけだ。
先日の殺人も無期懲役になろうと犯した殺人だった訳だが,口先だけだとはいえ殺人犯が勝ち誇るような判決は司法の敗北に近い。逃亡したゴーン被告のもおそらく勝ち誇ったような顔をしているだろう。逃げた被疑者が隠れもしないで大きな顔をしている現実は,日本がまさしくこけにされているわけだ。
青木理はもう一つ日本の司法制度のゆがみを指摘していた。一度起訴されてしまうと99.9%有罪になってしまうということがその大きな現れだという。ゴーン被告もそのことはよく知っていたのではなかと思う。裁判に必要なのが証拠だが,証拠を握っているのが検察で,検察は有罪を立証するための証拠だけを裁判所に提出するのだそうだ。有罪を疑わせる証拠はその存在すら隠してしまうという。検察は,裁判は真実を明らかにする場ではなく,勝ち負けを争うゲームだと思っているとしか思えない。無罪になることは,自分たちが負けたと思うわけだ。しかし,裁判は勝ち負けを争うゲームではない。真実は何かを明らかにする場でなければならないはずなのに,有罪にこだわり,あろう事か証拠さえも改竄ねつ造し,裁判官も検察の敷くレールに載ってしまうことがあるということだ。裁判官,検察,弁護士のトライアングルがいびつな形になっていることが大きな問題なのに,裁判所も検察も自分の姿をまともに見ようともしない。ゴーン被告がフランスで起訴されたなら果たして日本に逃亡しただろうか。
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