仮釈放中に殺人

強盗傷害で懲役4年の刑期途中で仮釈放になった男が，仮釈放中にまた強盗に入り，殺人を犯していたことが分かったそうだ。
まず，強盗傷害がたったの4年の刑だったということに驚いた。私の量刑感覚では，盗みに入っただけで5年の刑になりそうだ。傷害罪が加わるわけだから10年の刑であってもおかしくない。それがたったの4年とは一体どんな裁判が行われているんだろう。刑法には強盗傷害罪は無期または6年以上の懲役と定められているが裁判の専門家が今まではこれぐらいが相場だからと量刑を決めるんだろうなあ。
その強盗傷害を働いた男を仮釈放するという不思議さ。仮釈放された男は当然保護観察中だったそうだが，行方をくらまし次の犯罪に手を染めたわけだ。一体仮釈放した責任は誰が負うんだ。仮釈放の責任者は，男がそんなことをするとは思わなかったと言うだろうから，たぶん誰も責任は負わない，仕方ないでしょと言うだろう。その言葉を殺された人の前で言って見ろよとぶん殴ってやりたい気分だ。言われた責任者は，罪を犯した者にも人権があると言うかもね。そいつの人権を守るために人が殺されたわけだ。絶対にそんなことをしないと思われる人間でなければ仮釈放なんか認めるなよ。石橋を叩いてなお慎重に判断すべきだ。
ほんとこの国は納得できないことが多い。犯罪におののく人や，犯罪被害者の家族の人権より加害者の人権が篤く保護される現状に，歯噛みをすることが多い。

トウゾクカモメではなくせぐろ大カモメ

コメント 1

全面的同感です。
見逃していい事件ではあり得ないです。
仮釈放した判事が責任を問われなくては。
by LargeKzOh (2020-02-04 11:14)