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行方不明者捜索 [シルバーウィングでGO]

9回目の3.11を迎えた。あの日の出来事は忘れようとしても忘れられる出来事ではない。新聞の一面に「避難なお4.7万人」のヘッドラインだ。さらに一枚の写真。震災で行方不明になった人を捜索する宮城県の警察官たちだ。9年たってもまだ探し続けているわけだ。今までも毎年続けてきたのだろう。その使命感には頭を下げるだけだ。
しかし,遺骨が見つかる可能性はもう殆どない。それはわかっていても遺族の気持ちを考えると,なかなかやめることに踏ん切りがつかないのだろう。遺族から感謝の気持ちを伝えられれば尚更やめられないだろう。
しかし,いつかはやめるときが来る。どういういきさつがいいのかは難しいところだが,一番誰も傷つかなくて済むのは,遺族が「これまで続けていただきありがとうございます。これで終わりにしてください」と言うことだろう。
マッキンリー山で遭難した植村直己はたぶん氷の中に横たわっている。考えようによってはマッキンリー山の守り神になっているということもできそうだ。今となっては誰もその守り神を捜索しようとは思わない。同じように,今になっても見つからなかった人は,これからは海に向かって手を合わせる祈りの対象としたらどうだろうか。

野田村では死亡者全員が見つかっている
P1020569.JPG
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