当落確定の誤報

選挙に絡んでの誤報だ。新聞によれば小山市長選で毎日新聞が落選した現職の大久保市長に当選確実を出した。しかし確定票は浅野氏が3万3060票，大久保氏は2万6160票だったそうだ。ぎりぎりの勝負ではない。7千票あまりも違う。それを早とちりして当選確実を出したのでは，後で落選を知った大久保市長は頭に血が上っただろう。
それにしても，なぜ票が確定するまで待てずに「確定」を出してしまうのだろう。開票作業は投票日の遅くから行われる。小山市ぐらいの規模の市であれば次の日の朝にはほとんど確定する。ほんの数時間待つだけだ。それを当落を朝刊に間に合わせるために「当確」を出すわけだ。たぶん「当落」を決める計算式があって，式に発表された票数を当てはめた結果，「当落」が判明したと早とちりしてしまったわけだ。これは，現職の方が優性だと判断した選管が開票作業の人数を現職の方に多く割り当てたため，現職の数が多く出てしまったという事情もあったらしいが，毎日新聞としてはそのせいにするわけにはいかない。
東京都知事選の当確なんか投票時間締め切り前に当確がでたとか聞く。いくら何でもやりすぎだろう。
これを機に，当落の出し方を改めるべきだろうな。票が確定してから記事にしてもなんの不都合もない。
ゆっくり行こうぜ