SSブログ

R6 50万円ではなぁ [シルバーウィングでGO]

スマホに押されてカメラ業界が大ピンチだ。スマホの高機能化と一つで済む便利さに,カメラ業界は大幅な縮小を迫られている。
そんな今,CANONが乾坤一擲で市場に送り込んだのがEOS R6というフルサイズのミラーレスカメラだ。今までと決定的に違うのはカメラ内手ぶれ補正ができるようになったことだ。CANONは今までは手ぶれ補正の役割はレンズにさせてきた。望遠レンズでは基本的に手ぶれを起こしやすい。手持ち撮影ではシャッター速度は焦点距離分の1,つまり,400mmのレンズで撮影するなら1/400の高速シャッターが必要と言われた。それが手ぶれ補正レンズでは1/100以下でも可能になる。カメラ内補正とレンズ補正の両方の効果を生かせば1/10秒のスローシャッターで撮影可能になる。マクロレンズでも大きな補正効果が期待できるだろう。R6のすごさはそれだけではない。画素数も大きい。4710万画素は最大級と言っていいだろう。何しろ36mmの間に8192もの画素を埋め込んだ。驚くことに1mm幅に200以上の受光素子を埋め込んだわけだ。かなりの技術力だ。しかし,素子だけが高密度でもフォーカス技術が伴わなければ意味がない。その点でも,満足できる能力を備えているようだ。ただし,CANONには大きな不満がついて回る。なにもCANONに限ったことではないが,撮像素子がベイヤー配列だということだ。簡単に言うと撮像素子は色を感じることはできないので原色フィルターを使って色を取り出している。カメラが1200万画素として考えてみると画素の半分の600万画素にgreenを残りの600万画素のうち300万画素にred,300万画素にblueを割り当て,ソフトウェアで「それらしい色」を作り出しているわけだ。らしい色は各社のソフトウェアによって特徴があるようだが,偽色と言われどうしても真の色とは違う色が生じることは避けられない。一つの画素で3色を捕まえられれば,らしい色ではなく真の色をとらえられるのだが。ソニーもニコンもまだそんな撮像素子を作ったことはない。人間の網膜のように色を感じられる素子ができたら,革命だ。それこそ,目の醒めるようなカメラができあがるだろう。
話をR6に戻そう。ほしくなるカメラだが残念ながら私には高すぎる。つい最近EOSRを手に入れたばかりというのもあるが,いかんせん50万では手が届かない。
あ,R6は素晴らしいがそれでもスマホの攻勢は躱しきれないはずだ。じり貧は今後も続く。

シグマのFOVEONセンサーが広まればなあ
SDIM4272.JPG
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。