勝ち馬に乗れば配当金は低額に

広辞苑では「勝ち馬に乗る」を次のような説明だ。
「優位にあるものを見極め，利益の分け前にあずかろうと見方になること。」今回の雪崩を打つ管詣でを簡潔に説明するなら「勝ち馬に乗る」だ。
こうなると日本人は判官贔屓的な感情になる。むしろ恐い顔の石破茂や安倍首相から禅譲を期待し大人しくしていた岸田文雄がかわいそうになる。まあ，政治家なんて，みんな自分のことがかわいいのだろうから，寄らば大樹の陰だ。もしかして，大臣の肩書きがもらえるかもしれない。「大臣」は無理だとしても副大臣ぐらい回ってくるかもしれない。と言ってもたいていはがっかりで終わってしまって，今更石破馬に乗り換えるわけにもいかないと臍をかむのがおちだ。
さて，管義偉は馬の上でどんな采配を振るか見物である。と言うか，たぶん采配は振れない。というのも采配は持たせてもらえないだろうから。次の本格政権までのつなぎにすぎないのにその気になられても迷惑至極。なお，次の官房長官は管官房長官のコピーのように木で鼻をくくったような言い方が出来る人物が選ばれるだろう。面白くない政治に我慢しなきゃいけない一年になりそうだ。
あ，勝ち馬に雪崩を打つと結果的に配当金が低額になるのは仕方がない。