SSブログ

学校連絡 デジタル化

新聞の一面トップのヘッドラインは「学校連絡 デジタル化」だ。学校から各家庭への連絡は学校便り,学年便り,学級便りなどの定期的なものから不審者情報などの不定期な緊急連絡まで多種だ。
学校の印刷輪転機は印刷室でフル回転だ。今は,輪転機に巻き付ける印刷原稿はパソコンから直接アウトプットできる。それほど手間はかからない。印刷機は各学級ごとの枚数を機械に打ち込むとぴったり数えてくれる。印刷物の枚数は家庭数と児童数の場合がありでるだけ重複しないように気をつける。
そこから各教室に運び家庭数と児童数に応じて子供たちに手渡す。学校によっては家庭にバインダーを配布して学校からの通知文をすべて保存する所もある。
時々予定外の通知が割り込むことがある。校内放送で通知文の配布忘れが起こらないように配慮する。
これを全部廃止するわけだ。全員確実に通知文を届けなければならないのでメールアドレスは全家庭持っているという前提に立つわけだ。
メールにするとどうなるのだろう。送付先は八カ所だ。全児童,家庭数,各学年。作った文書を八っつに分類した所に流すだけだ。印刷の手間は不要になる。ただし全家庭で共通に見ることのできるパソコンソフトが必要になるかもしれない。文字だけでは伝えられないときが多いのも課題だ。罫線が入ったり写真が印刷されている場合スマホ利用者は見にくくて大変かもしれない。pdfが使われることになるだろうがスマホの拡大縮小機能で対応しきれるのかちょっと難しそうだ。
保護者に読んでもらったことを確認するのはメールの属性を「開封通知」にして読んだかどうか返してもらう手を使うだろうが,それを全員確認する作業は誰がいつやるかが問題になる。自動的に未開封者をリストアップできればいいがこれが結構大変そうだ。結局,契約時に専門業者にやってもらうことにせざるを得ないだろう。
さて,各教室での手間はなくなる。持って帰るのを忘れることもなくなる。ただし,メールの管理には気を使うだろうなあ。漏洩したら管理責任を問われるだろう。そのために専門業者を入れてメールの送付及びメールアドレスの管理を任せるだろう。安全安心,迅速を実現するためには多少のコストは避けられない。
ただ,紙屋さんは大打撃だろう。学校は最大の消費者だったけれどそれがほとんど無くなる。印刷機は殆ど売れず紙屋さんと印章店はつぶれるところが多いだろうなあ。かわいそうに。
なお,保護者は読んだ通知を教師が知らなかったというおかしな話が聞こえてくるかもしれない。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

食材養殖鬼滅の刃 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。