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親子の定義 [シルバーウィングでGO]

親子についての定義が難しくなっている。常識的に考えれば両親の間に産まれた子供とその両親が親子関係だ。ただし,前出の他に法的に親子関係が出来ることがある。いわゆる養子だ。多くは子供が幼児の時にもらわれた子供だ。
ただし自分の子供を生みたくて様々な生殖活動が医療として行われるようになった。女性に問題が無く男性側に問題があるときは,第三者からの精子で体外受精させ女性が受精卵を体内に戻し妊娠出産することがある。逆な例もあるだろう。第三者の卵子を夫の精子で体外受精させそれを女性が体内に戻して出産する方法だ。しかし,戻す女性が第三者ということもある。この場合子供が誰の子供かという深刻な問題が発生する。こういう場合,事前に代理母と卵子や精子提供した本来の親とで生まれた子供を引き渡し,一定の金額を謝礼として受け取る契約をしているが,実際に生まれた後になって産んだ女性が私の子供だと主張し引き渡しに応じないことがある。
このような事態に対処するために生まれてくる子供の親は誰かと言うことを法的に決めておく必要がでてきた。
16日に議員立法で国会提出された「生殖医療関連法案」では,受精卵が誰のものかにかかわらず,母親は産んだ女性,父親は精子を提供した男性ということになっているそうだ。母親は遺伝子に拘わらず出産という事実のままに,父親は夫婦間の男性ではなく精子提供者,つまりは第三者が父親と認定される可能性が否定できない。いや,そんなことはあり得ないと言われるだろうが,小説は事実よりも奇なりでどんなことが起こるか分からない。
一般には精子提供者は分からないようにして管理しているはずから,子供が大きくなってから出自を確かめようと思っても出来ないことになる。
この法律は,論議が後を引きそうだ。
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