とうとうGOTOキャンペーンSTOP

医療が逼迫した状況とは言えないとGOTOキャンペーンを続けようとしてきた政府もとうとう中止に追い込まれた。それも3連休が終わろうと言うときだ。
みんなキャンセルできない状況になってからの決断だ。テレビの画面に映し出される行楽地は人混みでごった返している。既にこと遅しの感がある。どうして早めに決められないのだろう。ウイルスが拡大するのは素人にも分かる。三密を避けて徹底していただければ感染拡大は防げるとGOTOキャンペーンを推進してきて政府は，医師や国民の声に耳を傾けようとしなかった。それでも感染拡大は数字にはっきり表れる。これ以上の感染拡大に責任を負いきれなくなって遂に見直しに舵を切るしか無くなった。
北海道がもっともウィルスが猛威を振るっている。大阪は東京よりも感染者が多くなってしまった。先日グーグルが感染拡大の予測を発表したが，実際の感染拡大はグーグルの予測を上回っている。政府はワクチンに淡い期待を寄せているだろうがだからといって感染拡大を止めなくていいわけはない。考え得る最大の手だてを取らなければならないはずだが，頭脳が止まっているのか政府は手をこまぬいているばかりだ。
政府はその場しのぎの態度を続けてきた本来なら「我慢の3連休」の前にGOTOキャンペーンの中止を決めて，行楽地の混雑を防がねばならなかったはずなのに「人災」と言われるのも無理はないと思われる。政策決定のタイミングがいちいち遅い。

75歳以上の医療費

目に飛び込んできたのは小さなヘッドラインだ「75歳以上の医療費負担増7通り試算」
まただ，段階の世代をねらったとしか思えない医療費の負担増の計画だ。年金額が上位20%の240万円以上の200万人を対象に現行の1割負担ではなく2割負担にするという案が基になってはいるが2割負担の世帯をもっと増やしたいらしい。政府は年金収入が170万円の世帯まで2割にし，医療費を抑制した考えらしい。
この場合それまで1割で済んでいた人はどうするかというとその人たちは今まで通り1割でいいという設計らしい。つまり，団塊の世代前の人たちはずっと1割で済むという話になる。
これって法の下の平等を謳った憲法に違反しないのだろうか。まあ頭のいい官僚が考えることだから違反しないと言う結論なんだろうが，団塊の世代としては政権交代を叫びたくもなる。
うがった見方だが政治家のみなさんは団塊の世代の諸兄には早めにお引き取り願いたいのかなと思ってしまう。早くいなくなれば年金は少なくて済むからなあ。令和の姥捨て年金政策だ。その政策を進める最近の政治家と言えば70代80代の政治家の名前だけがクローズアップされる。あんな老害の垂れ流しの政治家ではまともな政治は出来ない。
政治家には免許がいらない。医師になるにも弁護士になるにも裁判官になるにも免許はいる。政治家も最低限の知識理解をクリアする資格試験をクリアしたものだけが立候補できる制度であってほしい。せめて40代50代の壮年の政治家に出てきてほしいものだ。

感染を(わざわざ)拡大させる理由

新型コロナウィルスの感染が拡大している。若年者はぜんぜん症状が出ない人もいるそうだし，症状が出ても軽症で済む人が多いそうだ。そのため若者はウィルスの感染拡大には無頓着で遊び歩いているそうだ。特に小学生など学齢児はほとんど症状が出ないそうだ。考えてみれば教室の3密状態は電車以上だと言っていいはずだが，小学校でクラスターが発生したとは聞かない。いやもしかすると感染していても本人が気がつかないだけなのかもしれない。
感染は接触感染よりは飛沫感染の方が多いという。数名の会食の際が一番危険らしく，会食しながらペチャペチャおしゃべりするのが危ないのだそうだ。それも，冬季の乾燥した状態では飛沫がより遠くまで飛び散りコンピューターのシミュレーションでは隣の人にウツす可能性が一番高いそうだ。おや，真ん前より横の方が危ないんだ。
最近言われつつあるのが家庭内での感染だ。感染拡大の第一の流行期の頃は例えば新宿などの特殊な土地でクラスターが発生していたがそれが第二の流行期には高齢者施設などいろいろな施設に広がり，第三の感染拡大期になった今はそれが各家庭になりつつあるということだ。
まあ，我が家で考えれば私と我が山の神の二人だけの食事だ。先日買った体内組成計測器では我が山の神は50歳という驚くべき結果だったが，実年齢は65歳だ。とすれば私は当然として我が山の神も高齢者として重症化のリスクは高いはずだ。
「わかんない人たちだね」と我が山の神の声がやや大きくなるのは政府の人たちがGOTOを見直す状況にないと説明するときだ。東京都の医師会長ははっきり止めてほしいと言い，政府の分科会の尾見会長も見直しを臭わせているのに止めようと動こうとしない。こういう煮え切らない態度のおかげで何人の命が脅かされるのか。
そうか，分かったぞ，年金暮らしの高齢者にお引き取りいただきたいんだ。令和の姥捨て政策だ。コロナウィルスの力を借りて財政を立て直そうってわけだ。

オリンピックは出来るか

「出来ると思ってるのかしらね」
「やるのなら無観客でやるべきね」
と言うのは我が山の神だ。新型コロナウィルス感染症が猛威を振るうようになってきた。7月まで一人の感染者もだしていなかった岩手県でさえクラスターが発生しているそうだ。しかし，過去最高が更新される今になっても政府の言うことははっきりしない。GO TO ★☆ の見直しを示唆してはいるが，態度が煮え切らない。首都圏では過去最高を記録した県も多いと言うに。
このままでは，国外の感染者を入れることになり，ウィルスは益々市井にはびこることになる。そんな中でオリンピックが本当に出来ると思っているとしたら楽観的にすぎよう。そのうちにワクチンが出来るからというあいなだのみを言うむきもあるようだが，出来てもいない薬を計算に入れるわけには行かない。医者も言っているし国民感情が許さないだろう。

グーグルの予測

グーグルが11月17日から12月14日までの4週間にわたる新型コロナウィルスの感染者数を予測し発表した。東京の12月14日の予測は567人である。たぶんスマホなどの移動データを使って予測しているものと思われるが，今のままではこの予測は外れないだろう。GO TOキャンペーンについて加藤官房長官は拡大の明らかな原因になったとは聞いていないと言って政府は中止しようとしない。これではウィルスの広がりを防げない。政府は国民の健康生命より経済界からの要請を重視して経済対策に躍起になっている。グーグルがこういう政府の政策も因子の一つにしているとしたら最大の感染地の一つ北海道などは死者は百数十人に上る恐れがある。死者122と言う数字は恐ろしい数字だ。
幸いと言っていいのかどうか我が千葉県は微減の予想だ。ただし死者は20人に近くなる予測だ。出来ればその予測の中に入りたくはない。
さて東京は陽性者数は北海道より多く1万2千を超えるが，死者は北海道の百人オーバーよりずっと少ない42人の予測だ。これはたぶんこれは北海道の医療体制の脆弱さを意味していることになりそうだ。寒さと乾燥でウィルスが我が物顔にのさばるわけだ。にもかかわらず，旅行に行ってたくさん食べてと政府は国民を焚きつける。ただし，加藤官房長は行くか行かないかは自己責任での一言を忘れない。要するに感染したら自分のせいですよと言っているわけだ。これが自助，共助，公助の正体だ。グーグルはこれも勘定に入れているだろうなあ。

バスがこない

病院へ行くためにバスに乗ろうとバス停で14:54の便を待っていたがバスがやってこない。何分か遅れるのはいつものことだと待っていたがついに学校の下校のチャイムが聞こえてきた。15:00だ。え？もう6分も過ぎてしまったのに。こんなことはあり得ない。車が走っている道路を遠くを見透かすように探してもバスは見えない。そうか，もうバスは行ってしまったんだ。
そこから自宅まで懸命に走った。最近，こんなに走ったことはない。すぐに胸が苦しくなったが足は動かさなきゃとがんばる。
いやいや，バス停から自宅まで約1キロの長いこと。昔だったら長さを感じるはずのない距離なのに。やっと自宅にたどり着き我が山の神に頼んで，春日部の病院まで送ってもらうように頼んだ。我が山の神も春日部方面に車を走らせるのはずいぶん久し振りらしく，私が道を案内しながら やっと病院にたどり着いた。たどり着いたのはピッタリカンカンの時刻だった。
それにしてもこんなことがあるとは。「早く来すぎたときはバスは待ってるよね」と我が山の神。確かにここのバス停はバスが待っていられる場所だ。しかしバスの時刻はあくまで予定時刻だから，早く来すぎても待っていなけりゃならないということではないかもしれない。
次病院に行くのは24日だが電車の時刻にあわせて我が山の神に送ってもらうことにしよう。バスよりその方が安心だ。

小柴昌俊さん亡くなる

カミオカンデでニュートリノの研究を進めたノーベル賞受賞者の小柴昌俊さんが亡くなったそうだ。そのニュートリノは地球でさえ貫通するほど小さな素粒子だそうだ。その素粒子は毎日何兆個も人間の体を通過しているんだそうだ。それは素通りするだけで人体との接触は一生に一度ぐらいしかないそうだ。スーパーカミオカンデの中には何万トンもの水が入っているので，毎日30個ぐらいの，ニュートリノが水と反応して光を放つそうだ。それをカミオカンデに設置している受光器で受け取り増幅し可視化するんだそうだ。
この受光器はろうそくの光が月と地球程離れた距離でも受光できる程鋭敏なんだそうだ。
さて，小柴昌俊さんは「この研究は役に立ちません」と言っていたそうだが，いつか革命的な技術革新の時がくれば人間の未来を切り開かないとも限らない。だから，今役に立つ役に立たないで判断しようとする政府の目先しかみないような態度では，科学がゴミ捨て場に放り出されかねない。今任命拒否で大きな問題になっている学術会議のようなアカデミックな団体に対して各国は公費で日本よりも何倍も大きな金額をつぎ込んでいる。その科学技術団体は独立していて，国のコントロールを受けているわけではない。それを，雀の涙の金額で恩着せがましく「国費を投入」しているのだから言うことを聞けなどと言っているようでは，いつかは科学技術立国から科学技術2流国へ落ち，その時になってから臍をかんでももう遅い。菅内閣は歴史に名を残す日本劣等内閣として教科書に載るかもしれない。
小柴さんは，科学の行く末についてなにか言い残していることはないだろうか。

すか総理

もうずいぶん昔の話になるが，ある同僚女性は退勤時刻近くになるとちらちらと時計を見るようになる。退勤のチャイムとほとんど同時に腰を上げ「お先に」と周りににこやかに声をかけそそくさと帰っていった。
職場はその後，11時近くまで職員が残って仕事を続ける。ほとんどブラックだったな。帰った女性がおかしいわけでは無いはずなのに。ただこの女性職員，仕事が出来たわけではなかった。ずいぶん尻拭いもさせられたもんだ。
女性にはもう一つの固まりがあった。帰宅はそれほど遅くはないが仕事はばっちりと出来る一団だ。男は大体無駄話が多い。冬場などストーブの回りに集まって長々としゃべり続ける。ところが女性は机に向かって黙々と仕事だ。彼女らはほんのわずかな隙間的時間を見つけては仕事を片づけていく。当然無駄話の男性職員よりも仕事の進捗率は高い。退勤時刻がすぎて1時間以内にほとんどが子育てに帰って行く。
私も遅ればせながら職員を管理する立場になった頃，あれこれとつっかかってくる女性職員が数名いた。いずれも仕事の質は高い。しかし，管理する立場の男性がその女性の能力を見極められず，なかなか管理職になれないことがあった。なぜ今の仕事なのと誰もが不思議だった。要するに自分にたてつく奴は････というすか総理と同じだったってわけだ。なんだい，最後はつまらないおやじギャグかよ。

※「すか」は広辞苑の見出し語はあてがはずれることとの意味だ。昔は「籤(くじ)」などが等外だったことを言っていたような記憶だ。なお，すかしっぺと言う言葉の「すかし」は「すか」とは違い「透かし」つまり音がしないと言う意味だ。「すが」は田舎では「しが(氷)」の訛としても発音される。
あの「どじょっこふなっこ」に出てくる歌詞「しがこも解けて」の「しがこ」を「すがこ」と発音する。
それにしても「すか総理」とは我ながらうまく言ったもんだ。クックックッ。

本当の感染者数は

「今日は無症状の方が100名を超えています」と東京都知事が発表した。無症状であっても感染していれば感染させるウィルスは持っていることになる。すると、ウィルス保有者がそばにいても，接触確認アプリでは感知できないわけだ。
三密に気をつけても感染の確率はゼロにはならないが，出来るだけ人混みには行かない，出来るだけ密閉された空間を避ける。また出来るだけ人との会話を避けることが重要になる。
それでも生活している以上，誰かとは話をしなければならないし誰かとは触れあうことがある。電車に乗ったら吊革に掴まらなければならないし，買い物に出かけたらカートや駕籠，何より商品にさわらなければならない。今までにスーパーを舞台にした感染は報道されていないが，可能性として皆無ではないはずだ。まあ，感染経路不明と言うことになるだろう。
いろいろ考えてみると感染者は実際には毎日発表されるよりずっと多いのかもしれない。そう考える方が理屈にも合っているように思う。

現在政府の手によってGO TO ★☆ の真っ最中だ。経済の活性化のためだが実は政府の政策に疑問を持っている。GO TO ★☆ はコップの中のウィルスをかき混ぜるようなものだと思う。結果としてウィルスの感染を助長していることにならないか。静かにしていれば感染は静まり結果として経済も活性化するのではないだろうか。ここはじっと我慢の時だと思う。

さて，集団感染による集団免疫はまだずっと先の話だろう。集団免疫で感染が下火になるのは，感染者が6割から7割になったときだそうだ。それまでには私ら高齢者は感染して重症化する可能性が否定できない。頼みはワクチンだ。ワクチン接種者の9割に抗体が出来たという報道もあるが，そのワクチンに安全性が無く重大な医療過誤が起こらないかと思うと感染よりもっと恐い。やっぱりワクチン開発は安全第一で進めてもらわなくちゃ。

初めてのCTスキャン

いつからだったか顎の下が少し痛むようになった。それでお医者難に見てもらうことにしたがいつからだったかと思い出そうとしてもはっきりしない。「ひと月以上前から何かおかしいと言ってたよ」と我が山の神が言う。それでやっと、痛み出したのがひと月以上前だったことが分かった。痛みは激しくはない。ズーンという鈍い痛みで、手で顎の下を触ったりすると却って痛みが和らぐ。さわっても何も異物の感覚はない。かかりつけのお医者さんに口の中を診てもらったが，何にも出来ていないと言う。だから痛みの原因は全く見当がつかないと言う。それで，かかりつけの先生は口腔外科が専門のお医者様を紹介して下さると言うことになった。
春日部医療センターの口腔外科の先生は口の中を調べていたが結局原因は分からなかった。レントゲンでも異常はなかった。それで，更に詳しい検査の必要があると判断したのだろう。CTをしてみようと言いだした。それで今，この場に座っている。
MRIという機械には入ったがCTは初めてだ。実は恥ずかしい話だがMRIとCTの違いもよく知らない。どんな特徴があって何を調べられるのか後で画像は見られるだろう。
前立腺ガンの疑いで調べたときはMRIに入った。すると，機械が恐ろしく騒々しい音を出して稼働していた。あの音を聞いただけで気分が悪くなるほどだった。
さてCTと言う機械は患者を脅す機械なのかどうか。やっぱりMRIの機械と同じような形をしている。ベッドはやはり浮き上がるように丸い穴の中に入っていくらしい。明るくてまぶしいからと目をつぶらされた。女性の声がする。「息を止めてください，･･･楽にしてください」あれ，これは又レントゲンの撮影の時と全く同じだ。MRIの時のような騒々しい音は全くしない。
「はい，終わりました」と言う声は始まってから5分も経っていないように感じた。もうおしまいだ。MRIに比べるとなんと短い時間。驚かされるような音とも無縁だった。
これで今日はおしまいということで会計に行くと既に午後4時をすぎているので患者の数はまばらだ。会計はすぐに済んだ。今日もやっぱりカード支払いにしたが細かい小銭も不要だし，いろんな所でキャッシュレスになるのはありがたい。それでも外にでると少し夕暮れという時刻にはなっていた。
CTスキャンの結果は24日まで待たねばならないのがちょっとつらいところだ。こっちは痛くて通っているのだからせめて痛み止めぐらい処方してほしいが，患者の痛みはお医者さんはワカンねぇからなぁ。