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プランターで野菜作り [シルバーウィングでGO]

「私、野菜作りをやってみたいの」
9月の始め頃、我が山の神が言い始めた。
「自分で育てた新鮮な野菜を食べられるって、素敵じゃない」
「じゃあ、庭に準備をしなくちゃ」
しかし、庭で心配なのが様々な害虫だ。害虫という言い方はその害虫さんにとっては不本意だろうが、野菜の芽が出始めると早速「ご馳走様」と食いつくのには閉口する。
農家の畑は定期的に消毒作業をするようだ。しかし、この猫の額ほどの庭は土そのものが害虫の卵でいっぱいらしい。
「プランターで育てるのが現実的だと思うよ」
プランターは以前購入したものが乾燥させてしばらく前から置いてある。これを使えばよい。
「プランターに入れる土も、庭の土では心配だからホームセンターで買ってきた方がいいと思うね」
近くのホームセンターてー培養土を10袋。腐葉土1袋、バーミキュライト1袋を購入してきた。
野菜の種も買う。これは、我が山の神の希望に添う。春菊とほうれん草、小松菜に蕪の種を手に入れた。
「これもほしいわ」
ついでに、ブロッコリーの苗3本も購入。
自宅に帰って、プランターに培養土を入れてみると、培養土ひと袋弱でプランターひとつ分の土になった。残っているプランターは11個だから、ちょうどぴったりである。
腐葉土を入れて、バーミキュライトを混ぜ、化成肥料を入れて野菜の培地は完成である。

ひとつのプランターにはブロッコリーを3つ植えた。もしかして、ブロッコリーの数が多すぎるかも知れない。それでも、小さなものぐらいは出来るだろう。
あとはどのように植えるかは我が山の神が決める。小松菜とほうれん草は3つのプランターに、蕪と春菊は2つのプランターに種をまいた。
我が山の神は楽しみでいっぱいらしいが、私だって楽しみである。たかだか11個のプランターの野菜作りである。買って食べた方がずっと安上がりのはずだが、自分で育てたものを食べたいという気持ちのためには、若干の費用は仕方がない。
我が山の神は毎日プランターに話しかけ、水をやり、世話を続けてきた。
komatsuna.jpg
10月1日、夕食に鮮やかな緑色のおひたしが出た。おひたしとは言っても、さっと湯通ししただけなので、ぱりぱりとした生野菜に近い食感を楽しむことが出来る。プランターで育てた小松菜である。
この小松菜、実に美味しい。振りかけてある海苔の香りとの相性も抜群で、ビールのつまみとしても最高である。
「美味しいでしょ」
我が山の神もご機嫌だ。
「採り終わったら、そのプランターにまた植えなくちゃね」
はいはい、準備の役目はこの私が務めさせて頂きます。晩秋に向かって、これからの生育はゆっくりになるだろうが、寒いときに採れる葉物野菜はまた格別の味になる。我が山の神の手で、きっといい野菜が取れるだろう。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/bunkoh/
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optimist

はじめまして。
瑞々しい雰囲気が良く出た写真ですね♪
私も、この夏からプランター菜園を始めたのですが、新鮮な野菜をちょろっと楽しむならプランターって良いですね。
by optimist (2009-10-04 01:24) 

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