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化石賞 [シルバーウィングでGO]

COP25という会議がスペインのマドリードで開かれているそうだ。地球温暖化問題の解決策をとりまとめようと言う国連の会議だ。その最中に日本は,化石賞という不名誉な賞を授与されたそうだ。ま,授与したのは公の組織ではなく,市民団体なんだろうから日本政府も大きくは反応していないのだろう。
大体にして二酸化炭素排出量は圧倒的に多いのが中国のはずだ。たぶんアメリカ日本と続いているはずだ。
化石賞の受賞理由は,石炭火力発電所の稼働率だそうだ。安倍内閣は,BES MIX とかうまい文句を考えて,やすい電源確保を最優先させてきた。石炭火力発電所で使う石炭は二酸化炭素排出量が,天然ガスを使う発電所よりずっと多いそうだ。つまり,地球温暖化対策に反する発電所だというのが受賞理由だ。
本当かもしれないし若干の誤解もあるかもしれない。というのは,技術革新による石炭火力の高性能化だ。二酸化炭素排出量を抑えた発電所を稼働させているというのが日本の言い分らしい。
専門家ならぬ私には,火力発電所に対して評価しかねるが,もしも石炭火力発電所が地球温暖化対策に貢献しているのなら,是非とも政府や電力会社に反論を含めた説明ピーアールをしてほしい。日本人として化石賞は情けない。
さて,二酸化炭素の過剰で地球が温暖化していると思われているわけだから,その二酸化炭素を固定する技術を開発してほしいものだ。おそらく既に開発もしくは開発中ではないかと思われるが,開発の障害はたぶん安価で大量に処理できるということが難しいのだろう。開発すればノーベル賞確実だろうになぁ。

こんな化石は子供の頃見つけたことがある
P1080414.JPG
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LargeKzOh

 資源環境負荷を定量的に評価するライフ・サイクル・アセスメント(LCA)は今盛んに地球温暖化対策実現を叫んでいる欧州出自の科学なのに、それを正しく理解しているとは想えないEU議会&NGO/NPOが感情にまかせて叫んでいる・・・そんな印象を受けているのは当方だけではないと想います。
 ご指摘の通り、CO2排出を抑え、更にこれを化学原料のひとつとして利活用する技術は日本が先行して素材企業で研究されいて(人工光合成もその一つ)、それ程遠くない先の実用化を願うばかりです。
 が、一方、このような技術革新があっても温暖化を停止させるクリティカル・リターナブル・ポイントは既に過ぎ去っていて、200年単位先の氷河期に入るまでに収まる事は無い・・・と言う専門家もいます。
 地球温暖化現象は地球自体の構成と大気・水蒸気・エネルギー等々の循環機構が複雑に絡み合った現象で、高度かつ広範囲の科学知識無くして理解出来ない筈で、糾弾ばかり叫んでも解決にはほど遠いと想います。
 COP25はCOP21と比べると冷静さが足りない・・・と感じ取っています。

by LargeKzOh (2019-12-15 17:01) 

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