実習生

ニュースによると農業実習生が新型コロナウィルス騒ぎで来れなくなったり在留期間が過ぎて帰国したりして働き手を確保できなくなったそうだ。農家の中には縮小や廃業を考えているところもあるとか。茨城県のメロン農家の話だが同じような悩みの農家は多いだろう。
「そういうところで，ネットカフェで寝起きする人に働いてもらえばいいじゃない」
と我が山の神は言う。確かにそうだ。住むところもなく仕方なくネットカフェから働く場所を求めている人は少なくなさそうだ。農業実習生の代わりになるならこれはグッドアイデアだ。実習生が住んでいたところが空くわけだから，そこも利用できる。
農家一軒だけでなく市町村がまとまって対応したり，いやもしかすれば県や国が音頭をとってくれれば話はもっとスムーズに進むかもしれない。あ，もとい，取り消し。国が挟まるとまとまるものも話がこんがらがる可能性が高い。なんのかんのと理屈をこねる。理屈の前に「屁」がついたりする。
雇う方も住所が決まっている人だと雇いやすい。個人の把握管理もしやすいからだ。
なお，農家の方は多少困惑は広がるかもしれない。農業実習生と同じレベルの賃金で日本人が果たして働いてくれるだろうかという心配だ。
最近同一労働同一賃金が当たり前になった。法律で決まったことだ。それは，外国人にも適用されるはずだ。「実習生は労働者じゃない」というなら諦めて廃業するしかないな。
自分だけいい思いをしようとする態度は今の社会で通用するはずがないはずだから。

写真は楽天サイトから