73歳定年制

自民党の国会議員の候補者となる資格は73歳をもって喪失する。俺，来年だあ。来年喪失もなにも端からそんなものはない。中曽根元総理大臣も宮澤元総理大臣も引退せざるを得なかった。その73歳定年制に反旗を翻した議員たちがいるそうだ。
あのときは小泉総理大臣が中曽根元総理大臣と宮澤元総理大臣に引導を渡す役割を果たしたが，今度は安倍総理大臣がその役割を果たせるかどうかだ。安倍総理大臣はたぶん八方美人を決め込むだろうから仕方がないと日和見に徹すると予想する。
高齢と言えば81歳を越える二階幹事長ともうすぐ80歳を迎える麻生財務大臣だ。あの歳になってまだ椅子にしがみつくつもりだろうか。本人は歳じゃないと言うだろうが間違いなくオトシです。
現在，定年制の例外が何人かいるようだが，該当する議員は自民党の公認を得られなくても立候補して当選し，それから公認を得ようと画策するだろう。自民党議員の世代交代は先送りだ。有能な人が候補者になろうと思っても先が詰まっていてオミットされてしまうわけだ。
本当は「還暦過ぎたら口出すな」が望ましい。百歩譲っても65歳が限度だ。世の中の定年制を65歳にしておいて自分たちだけ歳は無関係とは図々しい。よく恥ずかしげもなく言うよ。
歳を取れば寝技や根回しは得意になるかもしれないが，それは有権者の利益につながることはない。