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小人数の表現にみる見識 [シルバーウィングでGO]

東京都の小池知事が新型コロナウィルス対策として五つの心遣いを発表した。その中の小人数について少人数の間違いではと異論が出るかもしれない。
広辞苑で「小人数」を探すとすぐに出てくる。コニンズと読んだはずだ。「少人数」も小見出しとして出てくるがもともと日本語として使われてきたのは小人数の方である。
小人数の反対語は大人数(オオニンズ)だ。少人数の反意語を探すなら多人数になる。
初めて少人数と言う言葉が公文書に現れたのは確か平成9年だったか。平成8年度の同じ文書の小人数が平成9年度では少人数になっていることに気づいた。作った官僚が人数の多さ少なさなら「少」の方だろうと使ったのだろう。それ以来小人数は少人数になった。
数は「多い少ない」と言うから小人数ではなく少人数の方が適切だと考えるかもしれないが日本語にはそれなりの歴史がある。昔から数は大小でとらえてきた。その意味で小池都知事が心遣いの一つを小人数と表したのは一つの優れた見識だ。
地名でも宝珠花(ホウジュバナ)を(ホウシュバナ)に替えた馬鹿がいる。
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