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蜘蛛 [シルバーウィングでGO]

ウォーキングをしていると道ばたの草むらで蜘蛛の巣に雨が降った後が残っていて,銀色に光っている。よく見ると巣の中では一匹の蜘蛛がじっと動かずに餌がやって来るのを待っている。
蜘蛛は餌の取り方にいろいろあって,空中にねばねばしたネットを張って餌が引っかかるのを待つタイプ。草むらに自分が入る巣を構えってやってくるのをじっと待って捕まえるタイプ。ネットも巣も作らずに自分が出かけていって捕まえるタイプ。大まかに言うとこの三つのタイプがあるようだ。中には重りの付いた糸をぶらぶら回して餌をとるおもしろい蜘蛛もいるようだが,どのタイプに含めるのがいいだろう。この草むらの巣に潜む蜘蛛は,巣を構えて待つタイプの蜘蛛だ。
それにしても餌になる昆虫たちがこんなところにやってくることは極めて希だろう。それでも蜘蛛はじっと待ち続けるわけだ。
蜘蛛のほかにもじっと待つ昆虫はいる。あの,蟻地獄もそうだ。あれはウスバカゲロウの幼虫だが,英語ではライオンという名の獰猛な幼虫だ。
ふと思った。蜘蛛に待ちくたびれるとか待ち詫びるとかいう感覚があるのだろうか。もしかすると餌にありつけない蜘蛛がいてもおかしくない。餌のいそうな所に引っ越すなんて動きはたぶんない。とにかくじっと待つだけだ。極端にエネルギーロスの少ない生き方だ。
鳥の中にも動かない種類がある。ハシビロコウとかいう鳥は餌が近くまでやってくるのを動かずにじっと待っているようだ。蜘蛛に比べれば脳も大分大きくなっているのだろうが,よくも飽きずにと思うほど動かない。但し,鳥だから温血動物だ,待っているだけで消費エネルギーは冷血動物の比ではない。
昔,家ネズミが目の前に出てくるまでじっとして待ったことがある。我慢して動かずにいると,ネズミは流しに顔を出した。手をほんのちょっと動かしただけでネズミはすぐに引っ込んだ。
電灯をつけっぱなしにして待っていても出てきたので,ネズミは目がよく見えないらしい。見えていても動かないものは危険だと思わなかったのか。それでも鋭い感覚があるらしく目の前で残っている飯粒なんかを拾って食べている。
観察した私は飽きっぽい質だがなあ。あ,今日の話は蜘蛛だった。いつもながら話が支離滅裂だ。
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