アメリカ対中国

アメリカと中国の関係がthe Cold War以上のthe Hot warになるのではという状態になりつつある。
日本が部品を造りそれをアメリカの企業が中国で製品化するという産業構図が経済を支えてきたが，アメリカのトランプはその流れから中国をはずそうと各国に働きかけているようだ。
最近サプライチェーンという言葉を耳にする機会が多くなった。新型コロナウィルス関連で言えば，マスクなどの医療物資を中国に頼ってきたわけだがそれが大きなリスクになった。コストの問題もあるだろうが国の危機管理上，必要な物は自国で調達できるようにしておくべきだという考え方は誰にでも受け入れられやすい筈だ。
そう言う意味で中国頼みから脱却するのはわかるがアメリカの中国外しは，ただ，中国をサプライチェーンの輪の中から追い出そうとしているように見える。
なにしろ　中国が生物兵器で世界を危機に追いやったとアメリカはいやトランプは思っている。医療技術は優れているが医療組織が脆弱なアメリカは未だに新型コロナウィルスに苦しめられ続けている。中国は身に覚えがないとして反発を強め，中国マネーを背景に味方を増やしアメリカに対抗するだろう。さてそのとき，日本の進むべき道はトランプへの忠誠心か習近平へのスリよりか。とりあえず，新型コロナウィルスが一段落後，習近平の訪日を実現させ，中国との良好な関係を築くとトランプはへそを曲げかねない。
あちらをたてればこちらが立たずと二律背反の状態に悩むだろう。

アワムシのアワは雨でも照ってもあんまり変わらないなあ

中学生数学問題集に挑戦

頭の体操に算数・数学の問題集に挑戦する事にした。さすがに小学生の問題では頭の体操にはなりそうもない。今回選んだのは受験研究社の自由自在シリーズ。基礎から難関校突破まで自由自在の実力を付けるスーパー問題集だそうだ。
とにかく時間は有り余るほどだ。先生に「そんなこともわからないのか」とバカにされたり「遅い」と急かさたりすることもない。１問にたっぷり時間をかけられる。間違え得たらすぐに消しゴムで消せばいい。
問題集としての作りは，初めが「まとめノート」，次が「実力問題」，最後が「発展問題」の3分構成だ。
始めてみると最初の「まとめノート」のところがちょっとじれったい。それで，「まとめノート」はすっ飛ばしてすぐに「実力問題」と「発展問題」に取りかかることにした。
目次の最初は「数と式」だ。これは時間はかかるまいとなめていた。ところが計算問題がなかなか正解できない。符号を取り違えるなどのケアレスミスが続いた。
「数の性質」でも最大公倍数，最小公倍数をつかって数を求める問題でもつまづきの連続。
ま，それでもねちねちと粘って何とか正解にたどり着いた。ただし，これから先は問題も難しくなりそう。「まとめノート」で確認しながらでないと実力問題，発展問題に進めないかもしれない。
それにしても，よくもまあうっかりミスを誘うような問題を考えつくものだ。よっぽどへそが曲がっているものと見える。
(a^2+b^2-c^2)^2を展開すると①であるから，a^4+b^4+c^4-2a^2b^2-2b^2c^2-2c^2a^2を因数分解すると②となる。(灘校)これには時間がかかった。

パセリ

２月頃だったか「ほら，あれ見て」と我が山の神が指さす方向にもやもやっとした草が生えていた。目を凝らすとラズベリーの木の陰に一つだけ雑草のように生えていた。パセリは植えた記憶があるが別の場所で，それもプランターに植えたはずだった。パセリの種がこぼれてあんなところで元気に育っていたとは気がつかなかった。その後，パセリのことはあまり気にとめずにいた。
何かの料理の時パセリがかかっていて，「そのパセリ庭に生えているものよ」と我が山の神が言う。パセリはアゲハチョウが卵を産みつけるのでそのうちに幼虫に食い荒らされるだろうと思っていたが，まだ寒い時期でもあり無事に育っていたようだ。たった一株だがなかなか便利だ。そのうち背丈がどんどん高くなってきて隣のブロック塀より高くなり1メートルを超えた。先には花のつぼみらしき物がついている。調べてみるとパセリは2年草で2年目のパセリが花を付けるのだそうだ。電子辞書で調べると，草丈は20ないし40センチとか，60センチと出ているが庭のパセリは1メートルを優に超えている。
我が山の神はこのパセリの葉を摘み取って刻み，冷凍して保存しているそうだ。うん，刻んだパセリだがスープに乗ったパセリは十分にその役割を果たし香しかった。
なお，パセリには驚くほど沢山のビタミンやミネラルが含まれ体にいいそうだ。うん，また種を散らかしておこうか。

死刑回避だろうか

青葉容疑者の姿から警察検察の「簡単に死なせてなるものか」という強い意志が伝わってくる。
青葉容疑者は京都アニメーションでまいたガソリンに自ら全身を焼かれ瀕死の重傷を負った。逮捕もされずに死んでしまうのかと思ったが，必死の治療で逮捕にまでこぎ着けた。その執念は驚くほどだ。
青葉容疑者はひどい火傷のために生活全て介護によらなければ生きていくことができない。おそらく，生きていることが苦痛な状態だろう。しかし青葉容疑者は指先一つ動かせない。自ら死を選ぶこともできない状態だ。そんな青葉容疑者を裁判に掛け，償いをさせようと言うわけだ。
裁判の結論は誰にも見えている。青葉容疑者も早く結論を出してほしいだろう。判決がでるなら普通なら死刑以外の判決は考えられない。しかし，青葉容疑者が死刑執行を受ける体力や気力が備わっているかというとそういう状態ではない気もする。とすると，無期懲役も考えなければならない。裁判所は事実上の終身刑としての判決を考えるかもしれない。しかし，もしも死刑が回避されれば，青葉容疑者は死ぬまで苦しみ続けなければならないかもしれない。それも死ぬほど辛いだろうなあ。

ニホンカモシカ

ニホンカモシカといえば特別天然記念物に指定されるぐらい貴重な動物だ。非常に少なくなって，山でも殆ど見られなくなった動物だ。
そのニホンカモシカの映像が，岩手の妹から送られてきた。なんと家の庭に出てきたのだそうだ。岩手でも珍しいのでスマホで動画を撮影してみたそうだが，ニホンカモシカはとにかく食事に夢中で妹が近づいて撮影していても興奮するでもなく逃げ出すでもなく，堂々と食べ続けている。小さな角が生えているのが見えるから，若い雄のニホンカモシカだろうか。それにしても野生の動物がこんなにすぐそばで撮影できるものだろうか。妹は冷静にスマホを向け続けている。私なら，興奮して大きな声を上げてしまいそうだ。
非常に珍しい動画なのでラインで娘たちにも見てもらった。娘たちは妹の家を知っているはずなのでその珍しさも伝わっただろう。
それにしても妹の家の庭にたどり着くには国道を越えなければならない。季節的に山に餌となる草などがなくなる頃でもないしなんで人里にまでやってきたのだろうか。保護され続けて山には思った以上に増えているのだろうか。

閣議決定

森加計問題に関してだったか安倍昭恵首相夫人の身分は私人であると閣議決定したのは昨年の11月29日だったか。そんなことまで閣議で決めるのかと驚いた記憶がある。とすれば，今度の黒川検事長の麻雀問題にしても点ピンレートの麻雀程度は賭博ではないと閣議決定すればいいと思ったはずだ。しかしそう閣議決定できない事情があった。
2006年12月29日に「賭け麻雀は賭博罪である」とすでに安倍内閣で閣議決定しているそうだ。とすれば，人事院の処分の基準に従って減給または停職という懲戒処分でなければならないわけだ。もしかして，自分で決めた閣議決定を忘れていたのだろうか。閣議決定は後々の内閣をも拘束するのだそうだ。それだけ重い決定らしい。それを無視して「訓告」で済ませるのでは，閣議決定に反することになる。
ここは，日本が法治国家なのか独裁国家なのかの岐路だ。このまま，うやむやにしてしまうと法律で決まっていることでも為政者の自由になってしまう。つまり，朕は国家なりという独裁国家になってしまう。

今頃アワ食ってるかな

128ギガとは

最近メディアの集積密度が想像を超えるスピードで高まっている。その中の一つがMicroSDカードだ。近頃では512ギガなんていう製品も出てきた。一方価格は反比例的に下がってギガ当たりの価格も信じられないほどだ。
さて，私はスマホ初心者だがスマホには初期状態ではMicroSDカードが入っていないので，写真を撮ったり動画を撮ったりすると容量的にやや不安を感じるようになった。
実は，スマホで写真や動画を撮ってみてその性能に驚いている。今までは写真を撮るときはフルサイズのカメラに高価なレンズをつけて，いわば力こぶを作って撮影に臨んできた。しかし，スマホで写真を撮ってみて結構きれいにとれるのでこれで済ませられるときはあの重いシステムは不要になる。ま，ぼけを生かした写真を撮りたいときはそれなりの気持ちで向かえばいい。
しかし，スマホ撮影が多くなると心配になるのがストレージの容量だ。そこで，MicroSDカードを新規に購入しそれに保存しようと考えたわけだ。
さてネットでMicroSDカードを探すと，すぐに見つかった。それも128ギガのMicroSDカードが1500円もしない。携帯ラジオに入れて使う32ギガのMicroSDカードは500円しないってか！。すぐに注文。我が山の神のスマホに入れるカードも含めて3枚で4000円チョットだ。
そのカード，スマホに入れるときにちょっと苦労したが，128ギガバイトの容量をいっぱいにするときがあるんだろうか。128ギガバイトってそれだけ大きな容量だ。ええと，日本語の文字だけで計算してみると400字詰めの原稿用紙いっぱいのデータは800バイトだから，今書いているブログのデータ量は1キロバイトぐらいだ。すると1ギガだとその百万倍。128ギガだとええと････気が遠くなる。原稿用紙ならこの部屋から溢れてしまうほどのデータ量が爪の先ぐらいのカードに収まってしまう。すごい時代だ。

定額給付金申請

市から定額給付金申請書が届いた。葉書かと思っていたら封書の申請書だった。書き込むところはそれほど多くはなかったが，頭がもやっとし始めた人はどうしたらいいのか困ったかもしれない。ただし，高額の金銭に関わる申請書だから簡単すぎて後で事故が起こっても困るし，これぐらいは仕方がないのかもしれない。我が家ではパソコンで免許証や預金通帳のコピーもできるから，申請書はすぐに市役所に送った。
しかし気になったのは，受取人についてだ。受給対象者数は個人個人を合計した数だが，受給者は世帯主だ。理屈上は世帯主のお金になる。いや，いらない場合は，その人の欄に○じるじをつけることになっているから，受給者は家族の一人一人の個人であって，世帯主がお金を受け取るのは代表者だからだと考えることも可能だ。しかし，どっちでも同じだろうとはいえない場合が生じそうだ。下手をすると，全員分のお金を受給者が「俺の通帳に振り込まれた俺の金だ。何に使ったって俺のかってだ。」といって，全部パチンコに使ったり，全部風俗につぎ込んでしまったりと，家族と無縁の所に使われてしまうおそれがある。
個人に支給されたお金をいったん世帯主が受給し，それを個人の承諾のもと世帯主が使い道を決められるというルールにした方がいいとおもうがなあ。承諾が必要な個人を18歳以上にするか20歳以上にするか，ちょっと難しいところだ。

人事院・懲戒処分の指針

昨日のブログでは，黒川検事への処分の不当性についてちょっと触れたがやっぱり詳しく書いておくべきだと思う。
はっきりさせておかなければならないことは法に「訓告」という懲戒処分はないと言うことだ。昨日も書いたとおり，懲戒処分は戒告，減給，停職，免職だけだ。検察官はその身分は検察庁法第二十五条で守られている。「検察官は、前三条の場合を除いては、その意思に反して、その官を失い、職務を停止され、又は俸給を減額されることはない。但し、懲戒処分による場合は、この限りでない。」
しかし２５条には国家公務員法の懲戒処分を受けることがあると規定しているわけだ。その懲戒も，あくまでも公平でなければならない。そこで，人事院では「懲戒処分の指針について」という決まり事を発表してきた。今年も４月１日付で発表され，どんなことをするとどんな処分を受けなければならないかを明らかにしている。
その人事院の「懲戒処分の指針について」の中では，次のように決められている。
(9) 賭博 　　　ア　賭博をした職員は、減給又は戒告とする。 　　　イ　常習として賭博をした職員は、停職とする。
とすると，黒川検事はこれに該当し，減給か戒告の懲戒処分を科さなければならないことになる。「訓告」という処分にもならないお叱りでお茶を濁すようなことがあってはならない。常習者であるようだから，停職でもおかしくないわけだ。辞職を認めれば退職金もがっぽりついていく。

賭けてもいい

ある地方議員が知人を捜してパチンコ屋に行ったがポケットに5000円入っていたのでついでにパチンコをしてしまったそうだそうだ。ちょうど営業自粛要請が出て，３密に気をつけるように再三言われていた時期だ。「法律にひっかっかるわけではないから問題ない」とは言わないだろうが，議員の立場では入ろうとする友人がいたら，それをたしなめるぐらいのことをしていい筈の人だ。議員本人もまずかったと思っているだろうがパチンカーは勇気づけられたかも。しかし，次の選挙に立候補するかどうかは悩むだろうなあ。
一方，賭麻雀をしていた黒川検事長は，まるでマンガの話のようで，つい笑ってしまった。下手をすると，検事が捕まえるのではなく「検事が捕まる」話しだ。賭麻雀は疑いようのない賭博行為だ。刑法では単純な賭博罪では50万円以下の科料と決まっているが，常習者のようだからもう少し罪が重いはずだ。重罪ではないが後ろに手が回ってもおかしくない犯罪だ。
ただ，検察は事件にはしないだろう。今までも立件してこなかったし，掛け金が軽微だからという理屈で，注意処分で済ませるだろう。恩も売れるしなあ。
菅官房長官の右腕のような人物だったそうで，政府も無理筋の閣議決定までして持ち上げようとしたが，賭博行為で本人が何もかもぶち壊した。
なお，黒川検事に対する処分が発表されたが訓告処分だそうだ。国家公務員の処分は軽い方から戒告，減給，停職，免職しかない。訓告という処分は履歴書事項でさえない。法律にない処分を受けても黒川検事は痛くもかゆくもない。
これで，安倍政権に対する逆風はますます強くなるだろう。安倍首相は検察庁法改正案は再び次の国会に出すつもりだったようだが，これで完全に消える運命だろう。賭けてもいい

ゾルゲンスマとはまた凄い名前

ゾルゲンスマって薬の商品名だそうだ。もっとすごいのが薬剤の名前。長ったらしくてとても覚えられない。しかしまあ，落語にも寿限無があるからなんとか頑張って読んで見ようか。ええと「オナセムノゲンアベパルボベック」いやぁ，どこで切って読んだらいいかも分からん。
難病治療薬だとの報道だが驚くのは名前よりその価格。一回1億6700万円だそうだ。どんな難病かというと，脊髄性筋萎縮症という難病で，遺伝子病だそうだ。幼児期に一回の投薬で済むんだそうだが，それにしても高額だ。ただ，患者数が少ないので健保組合の財政に破壊的な影響はないだろうと言うが，最近，高額な薬が続いて保険で購われるようになっているから，そういう流れで見れば，該当したの組合にはかなりの負担増になる可能性があるそうだ。
それにしても，そんなに高額な薬価を認める必要があるだろうか。

強力粉がない

このところパンは自分の家で焼いて食べることが多い。何しろ，材料を量ってパン焼き機に入れるだけだ。後は，発酵させ，練って，焼くまで，全部機械がやってくれる。時間をセットすれば寝ている間にできあがる。ほかほかの出来立てのパンはことのほかうまい。
さて，先日，強力粉が切れたので我が山の神がいつものスーパーで求めようとしたが，なんとスーパーの棚は空っぽだったそうだ。やむを得ずほかを回って探しても見つからなかったという。
緊急事態宣言で自宅でお菓子やパンなどを作る人が増えたからだろうか。それにしてもこんなことは初めてだ。品不足はマスクだけじゃなさそうだ。
仕方がないのでネットで探してみることにした。ネットにはあった。しかし，ついていた価格が凄い。1キロで1700円以上。いつも買っているカメリアの強力粉は1キロで1000円を超えている。普段だったら300円ほどの強力粉だ。こんな高いものを買うわけにはいかない。我が山の神に「焼いてあるパンも高騰しているのかなあ」と訊くと，「売れないから下がっているものもあるよ」との返事。
それなら，パンを自分で焼いて食べるのは止めて，買って食べることにしよう。スーパーじゃないパン専門店だっていくつもある。
それにしても，いつもの10倍の値段を付けるとは，誰の足元を見ているのだろう。下手をすると，やけどをするよ。なお，マスクはとうとう値崩れが始まり1枚あたり30円ぐらいのマスクも現れ始めたらしい。いやいや，いつもはもっともっと安かった。手を出すのはまだ早い。
強力粉もゆっくり待つことにしよう。強力粉でなくても別の食材は幾らでもあるんだから。

NHKが謝罪

岡村孝史さんがラジオ番組で，新型コロナウィルスによる風俗店閉店について，聴く人を不愉快にさせる発言をしたと厳しいバッシングを受けているようだ。
発言の詳細は分からないが，風俗店で遊べなくなってつまらないという男性に対して(新型コロナウィルスによる閉店が解除されたら)，かわいい女の子が一時的に入ってくるからそれを待ちましょうというようなことを言ったのがリスナーに不快感を与えたということらしい。
「チコちゃんに叱られる」の最後に，お詫びらしい字幕が出てきて，どうやらNHKはことを穏やかに済ませたいらしいことは分かったが，本人の謝罪の言葉はなく火種は残った。
リスナーに不快感を与えたのは，性的な商売を楽しみに待ちましょうと，性の商品化を公に認めたこと，つまり岡村孝史さん自身がそれを楽しみにしているということだろうと思う。岡村孝史さんは「買春」するわけじゃないと言うだろうが，何年前だったか大宮の風俗店で火災が発生し，そこで何が行われていたか露わになったことがあった。同じイメージが抱かれたとしても何ら不思議ではない。

布マスクを洗った

アベノマスクがまだ届かないので，ウォーキングには我が山の神からあてがわれた布マスクをつけて出かけている。この辺のウォーキングでは殆ど人とすれ違わないので最初はマスクをつけていなかったが，テレビではウォーキングでもつけた方がいいなどと言うものだから，つけないとちょっぴり罪悪感を感じてしまう。それで布マスクをあごの所につけておき，人が近づいたらすぐにマスク姿になるという作戦を考えついた。
そもそも，マスクをつけるのは，自分を守るためではない。布マスクにそんな機能は期待できないそうだ。要するに他の人に自分の飛沫が飛ばないようにするためだ。なもんで，同じマスクを何日も使っている。マスクを口に移動することは殆どない。要するに人がいない。しかし，さすがに３日もつけていると多少汚れる。汚れても人様に飛ばさなければそれでいいと思うが，きれいなことに越したことはない。それでとうとう洗うことにした。我が山の神に相談すると「普通の洗剤でいいんじゃないの」というので，もみ洗いでは何だから押し洗いをしてみた。うん，成功成功。我が山の神がもう一つ出してくれるようだから，毎日洗うことにするか。
うん，それからアベノマスクはどうやら清潔感に欠けるようだから手元に届いたらまず消毒して，使うのはよく調べてからにしよう。なにしろ億という金のかかったマスクだからな。

自分の懐は痛まない

青森県六ヶ所村にある再処理工場が規制基準をクリアーしたそうだ。稼働させられるわけだが，稼働させれば全国から集められた約3000トンの使用済み核燃料を処理できそうなものだが，フル操業は出来ないんだそうだ。毎年プルトニウムが増えていくので，その使い道がないんだそうだ。じゃぁ再処を止めれば良さそうなものだがそうは行かないって記事だ。日本原燃株式会社は「再処理事業が著しく困難になった場合は使用済み核燃料を施設外へ搬出する」という覚え書きを地元と取り交わしているそうだ。つまり，再処理事業をやめれば使用済み核燃料を各電力会社が自分の所に引き取らなければならないわけだ。
そんなことになったら，大変だ。とは言っても再処理操業をらないと，使用済み核燃料は増える一方で，小泉元総理はトイレのない家にたとえている。もしかすると小泉元総理の言うトイレは昔のぼっちょん便所で，これ以上溜めようとすると溢れてしまう心配をしていたかもしれない。使用済み核燃料は2010年ですでに94.5％というから。現在は溢れかけている状況だろうか。
なお，核燃料の再処理工場にかかるお金は，地元に落ちるお金も含めて電気料金として我々が払っている。電力会社の懐は痛まないから，どんどん先延ばしされるわけだ。

腹立たしい日本の医療

急性肝炎で入院したのが39歳の誕生日だった。結婚がやや遅くて出来た二人の子供もまだ幼児。我が山の神は若くして未亡人になるかと虞れたらしい。それほど肝臓の状態はよくなかった。吃驚したのが黄疸。爪も皮膚も黄色みがかって目はまっ黄色。そして白い便。理屈を知ればなんだと思うが，白い便を見たときはドキッとした。恐いのは寝るとき。明日の朝，目が覚めてくれるのか，そのまま目が覚めないのではと心配になる。しかし，寝付くと夢を見る。その夢が恐い。バイクで走っていると，バイクごと木に叩きつけられ体が真っ二つに裂ける夢を見る。それが恐くて恐くて。毎晩のように同じ夢を見る。それでも私は運良く助かった。
さて，大相撲の三段目のお相撲さんが新型コロナウィルス感染症で亡くなったそうだ。まだ28歳だったそうだ。このお相撲さんもなかなか検査をしてもらえず，救急車で運ばれるほど悪化してからも入院先がなかなか見つからず，入院後に更に悪化して亡くなったそうだ。気の毒という言葉を通り越して怒りの感情が沸き立つ。持病があったとはいえ28歳の若者を助けられなかった日本の医療が腹立たしい。

我慢強さがあだに

50代の男性が熱を出したが四日間は我慢して待たなければと待機している間に症状が悪化し，やっとPCR検査で陽性と分かったが時既に遅く亡くなった方がいるそうだ。随分と我慢強い方だったんだろう。自分だけが我が儘を言うと，他の人に迷惑をかかるからと国が示した基準を守ろうとしたことがあだになったわけだ。待つ必要などなかったのに。
昔，3月31日に40度を超える発熱でお医者様に診てもらったことがある。お医者様は埼玉県で開業していらっしゃるご自分の夫を呼び寄せて一緒に診察してくださった。血液検査をして，「急変したらすぐに電話してください」と言って下さった。
翌日も高熱が続き，診察に出かけると肝臓が大変だった。GOT GPTの数値が5桁だったそうだ。お医者様の電話を聞いていると「劇症肝炎」という言葉が聞こえた。すぐにその場から入院先の病院に移動した。
あとで診察して下さったお医者様に「あなた，随分我慢強い方ですのね。あの状態で立っていられることが驚きです」と言われた。いや，別に岩手出の田舎もんです。入院は39歳の誕生日だった。
このときから，我慢強いのも時にこそよれだなと我が身を含めていさめるようにしている。50代の男性，さぞ無念だっただろう。
それにしても，目安が加藤大臣が誤解ですといった日から三日目にしてやっと千葉県のホームページが加藤大臣が言った内容に書き換わった。千葉県民はみな誤解し続けていたわけだ。

岩手は遠くって

未だに岩手県の新型コロナウィルス感染者が露見しない。「露見」と聞くと岩手関係者は「人聞きが悪い」と言うに違いない。「露見」とは隠していたことがばれてしまうことだが「露見しない」と言いたくなるほど，感染者０は奇跡的だ。
ウィルスが岩手県だけ避けるわけがない。入り込んでいる確率は限りなく１に近いはずだ。それが，不顕性なのかどうか医療的に引っかかっていないわけだ。岩手県関係者はこの状況が続いてほしいと思っているだろうが，感染者露見が今日か，今日かとびくびくしながら発表を聞いている人も多いだろう。自分だけはその第一号になりたくないだろう。
さて，露見しないのはなぜか。患者と呼んでいいのかどうかも分からないが不顕性の人が多ければ，患者として引っかかる確率が下がるのは当然だ。ただし岩手県だけ不顕性の人が多いとは考えられない。新型コロナウィルスにとっても「岩手は遠くって・・」なんだろうか。

岩手山

続誤解

誤解なんだそうだ。文章をもう少し詳しく読んでみよう。
5月10日現在書いてあることをそのまま下にコピー＆ペーストして読んでみた。
・風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)
加藤厚労相は「や」の前後を同格ととらえたかったわけだ。つまり，
１　風邪の症状
２　37.5度以上の発熱が4日以上続く
３　強いだるさ（倦怠感）や息苦しさ（呼吸困難）がある方　→肺炎症状だ
のいずれかの場合は帰国者・接触者センターに連絡してください，という意味だった，と主張したいのだろうか。つまり「や」は論理記号ではorであってandではないということだ。
だとすると正確には
・風邪の症状の方や37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)と書くべきだった。厚労省の書き方では
・風邪の症状で37.5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です。)と読み取られてもしょうがない。だから保健所に「二日前から38度以上の熱があって」と連絡すると，まだPCR検査の条件に達しないので後で連絡してください，とはねられるわけだ。どう考えても厚生労働省発表の受診の目安が妨げになっているとしか思えないが，加藤厚労相はそれが誤解だと自分たちの責任を認めない。
11日の朝，「森本毅郎スタンバイ」を聴きながらウォーキングしたが，加藤厚労相に同調する声は一つもなかった。保健所どころか本省の職員まで「誤解」していたと言っているそうだ。なお，千葉県のHPの帰国者・接触者相談センターについて，新型コロナウイルス感染症に相談する目当ては，11日になっても同じ文面が載っている。

森本毅郎スタンバイはこれで聴いた

アジサイ・万華鏡

ウォーキングから帰ると玄関に立派なツツジ。
なるほど，母の日にあわせてむすめが送ってきたものらしい。第二日曜日までには二日あるが，我が山の神はえびす顔だ。
一般に母の日というと花はカーネーションを思い浮かべる。遠方からでは切り花を開花日にぴったりに合わせて送ることは難しいかもしれないが，このアジサイは土付き根付きで植木鉢に植わっている。このままでもずいぶん長い期間楽しめそうだ。
場合によっては庭の一角に地植えにすることも出来るかもしれない。そうすると毎年楽しむことも可能だ。
アジサイは花の構造が他の花と違い，花弁に見えるのは萼(がく)なんだそうだ。確か水芭蕉も同じような造りだったかと思うが，花の構造はずいぶん違うようだ。
我が家の庭に植え替えても，立派になってくれるかどうか分からないが，土壌の酸性度によって花の色が変わるそうだから楽しみではある。
ところが，このアジサイは島根で直射日光を当てないように育てられたものだそうだ。とすると，庭に直接植えることは出来ない。半日陰がいいそうでなかなか難しそうだ。しかも，水は切らせられられないようだ。なかなか手はかかるがそれだけのアジサイらしい。

PCR検査の目安は誤解？

発熱しても4日間は我慢して待つルールは(国民の)みなさんや保健所の(みなさんの)誤解だったと加藤厚労相が言ったそうだ。
「ざけんじゃねぇ」との怒りの声が日本中から聞こえてくる。それなら厚労省のホームページに書いてあったことは誰が書いたんだ。それが全国民に共有されてきたことを知らないはずはない。そのルールのために苦しんだり検査が受けられなかった人がどれだけいたのか知らないはずはない。電話してくる相手に断りを言わなくちゃならなかった保健所の職員も唖然としているだろう。今になって，誤解だったから誤解した方に問題があった的なことを言うとは。この発言は絶対に許すことが出来ない。許してはならない。許すと，また同じような轍を踏む。
こんな男を厚生労働大臣に任命したのは誰だ。身の回りにおべっかを言うお友達ばかり集めるから，お友達内閣と言われる。こんな重大な危機に直面して，与党とか野党などと言わずにそれこそ挙国体制で取り組む必要がある。北海道の鈴木知事，大阪の吉村知事，東京の小池知事を新型コロナウィルス感染症対策大臣として，緊急に仕事をしてもらってもいい。野党の党首を大臣として召集してもいい。少なくとも「誤解だった」などの寝言のようなことを言う人間よりはましだろう。

宝くじの前兆か

７日，朝のうちにウォーキングを済ませようと帽子をかぶって外に出た。外は珍しいほどの快晴。まさに五月晴れだ。空は青く太陽は「燦々」と表現したいほどまぶしいが，だからといって暑すぎるわけでもない。うん，これなら歩いていても汗で困ることはないはず。しっかりと足に力を込めて歩いても大丈夫だ。そう思って快調に歩いていると，帽子にぽつんという感触。うん？快晴の空から雨粒かと思いきや天気雨ではない。帽子を脱いでよく見ると，白いものがついている。あ！やられた。鳥の糞がついている。ついてない。
糞の大きさからいってカラスではない。ツバメか雀ぐらいの小鳥らしい。頭上には電線はないから，小鳥が飛びながら落としていったものだろう。宝くじは当たらないのにこんなものが当たる。うんのつきではなく，なにかいいことが当たる前兆なら嬉しいが。
まあ，帽子をかぶっていたのが不幸中の幸いだった。これで帽子をかぶっていなかったら直撃の運命だった。
ブログの題は「宝くじの前兆か」だが，買わなきゃ当たるわけがない。うん，こりゃひとつ，うんだめしに買ってみるか。

PCR検査の目安変更

発熱しても4日間は我慢して待つルールが幅を利かせPCR検査がなかなか増えない中で，容態が急変して亡くなる人も出てきた。ここへきて厚生労働省はやっと重い腰を上げ「4日間ルール」を見直すことにしたそうだ。「遅い」との怒鳴り声があちこちから聞こえてきそうだ。報道では10万人あたりのPCR検査数が，韓国の1200にたいして日本は190だそうだ。うん？錯覚かと目を疑った。単純計算で6分の1だ。こんなに格差があったのか。高度な医療分野で日本が韓国に後れをとるとは思わなかった。なんやかやと足りないものがあったからと言い訳を言っているが，要するに見通しが甘かったということだ。4月になって2万まで増やすと云った約束は完全に反古にされたままだ。
本当に日本人はおとなしい民族だ。これだけ虚仮にされても，じっと政府の説明に耳を澄ませ，フィジカルディスタンスをまもって行列を作っている。これが，自己主張の強い国民性の国なら暴動が起こってもおかしくない。
なお，今朝体温を測るとぎょっとする数値。なんと36度ない。35.8という低い体温だった。中には逆に体温が高くて「俺，平熱が37度を超える」と云う人もいる。私が，37.5度になったら，普通の人が38度を超えた熱に感じて，「死ぬ死ぬ」と大騒ぎだ。だから一律37.5度もなくなるんだそうだ。当然だろうな。

大阪の判断

新型コロナウィルスが猛威を振るい，私を含め全国民がいや多くの国民が，息を潜めてウィルスが過ぎ去るのを待っている。そんな状態だから経済活動は停滞中だ。その経済活動を再開できるのはいつか，緊急事態発令解除の日を今か今かと殆どの人が待ちわびている。
政府が，安倍晋三首相がいつその声明を発するか。
安倍首相の常套句は「総合的に」である。こんどのコロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態発令の解除も「総合的に」判断するだろう。しかし，総合的と言う意味をはっきりと理解しているかどうか怪しい。
総合と対になる言葉は分析だ。総合とはいくつかの指標を念頭に，それがどのようになったときにある結論を出すかをあらかじめ決めておく。それを国に先んじて大阪府が決めて発表した。
今度の大阪府の独自基準は三つからなる。
①感染経路が不明な新規感染者が10人未満のとき
②検査を受けた人に占める陽性者が7%未満のとき
③重傷病床の使用率が60%未満のとき
この①②③の条件がorではなくandで結ばれたときに解除するということを国に先んじて明確にしたことの意義は大きい。頑張るための見通しがつく。
こんどの騒動で，誰が頼りになるかはっきり見えた。裏を返せば誰が頼りにならないかよく分かったということだ。
地方政党の吉村知事は，松井市長と交代する形で府知事になったが，大阪に埋もれさせるのが何とももったいない。

何に使おうか10万円

政府が景気対策のために全国民に10万円ずつ配ることになった。受け取るための申請手続きは郵便かネットで出来るそうだ。ネットで手続きするためには，マイナンバーカードが必要だそうだから，そのマイナンバーカードを作ろうとあわてて申請している人が沢山居るそうだ。私も我が山の神もマイナンバーは持っていない。あった方が便利だということがこれまでなかったから申請してこなかった。仕方がない，10万円の申請は郵送でも手続きできるわけだから，気長に待つことにしよう。
私はその10万円が届く前に，ちょっと無駄遣いをしてしまった。一週間ほど前に，おもちゃとも云われてしまうような飛び道具を買ってしまった。5万円ちょっとだから，10万円は使い切っていないと強調したいところだが，我が山の神がどういう風に理解しているか気になるところだ。もう使ったからいいでしょと残りは没収され生活費に充当するつもりかもしれない。ただねぇ，政府は全額使ってほしいと思っているはずだ。全部使えばそれが景気対策になるわけだが，世の中うまくばかり回ってはくれないようだ。
ところで，上のむすめ家族は4人だから，40万円の臨時収入とは凄いなぁ。まぁ，手堅く貯金に回すつもりかもしれない。連れ合いの会社は典型的な中小企業だから大変かもしれないが，普段から職場へは車通勤だから他の人より影響は限定的だろう。それでも無傷というわけには行くまい。
下のむすめは独り者だが，10万円は何に使うつもりだろう。まあ，何に使うにしても無駄遣いはしないだろうが，早く景気が良くなってほしいもんだ。

検査と保険

PCR検査数がなかなか多くならないらしい。「4日間待つのだよ」という政府からの医療機関受診目安が厳しくて，軽症だからとPCR検査をしてもらえず自宅療養していて，ある朝になったら冷たくなっていたという話を聞く。医療に詳しい識者は日本は行進国並みだと云っているそうだ。実際，検査数はお隣の韓国に遠く及ばない。
PCR検査は保険のようなものだ。発熱したら即検査するのがいい。もしも陰性だったら「ああ良かった」と感染していないことを喜ぶ。その人は安心して働くことが出来る。もしも陽性だったら「早く見つかって良かった。感染拡大を防げる」と喜べばいい。治った人は人混みの中でも堂々と働ける。
陰性でも陽性でも喜べる検査は保険に似ている。保険は何かあったら保険に入っていたことを喜び，保険が使われなければ無事に生活できたことを喜ぶ。どっちみち喜べる。
発熱したらお医者様に診てもらうことを我慢する必要は全くないはずだ。発熱したらすぐにPCR検査をすればいい。
日本人の道徳性の高さから，今までの対策でぎりぎり爆発的蔓延にいたらずに済んでいるが，対策のまずさからの死亡者がなくなるように，アビガン，レムデシビルの薬の使い方を含めて，気持ちを新たに取り組んでほしい。あのとき「やれることは全部やる」って云ったはずだ。

救いようのないパチンコ依存症

政府が緊急事態を宣言し，それに従って知事が様々な営業主体に対して自粛を求めたところ，殆どの店舗では自粛要請を受け入れて店を閉めている。ところが，パチンコ業界の中には自粛要請を受け入れず，店を開けているところがある。そう言う店には朝からパチンコをする人が列を作って並ぶ。業を煮やした知事は，法令に従って，自粛要請に従わない事業者の名前を公表した。ところが，公表されたパチンコ店はかえって繁盛しているそうだ。この店がやっているとみんなが集まってくるからだそうだ。パチンコ依存症がこんなに居るって知ってたか。
緊急事態宣言に基づく要請には強制力がない。諸外国のような罰則規定もない。店を閉めると収入の道が閉ざされるからということが理由らしいが，全ての店舗が同じことを言って自粛要請に従わなかったら，新型コロナウィルスは日本中の隅々にまで蔓延し，高齢者を中心に死亡者が激増し，医療体制が崩壊するだろう。そうなってからでは遅い。パチンコを楽しむ世代は60･70･80の人が多い。彼らは殆どパチンコの店で感染し，ばたばたと倒れる。その時になってなぜパチンコ屋を閉めなかったと抗議するだろう。ああ，パチンコに行くんじゃなかったと反省しても既に遅い。反省だけなら猿でも出来る。後悔先に立たずの典型だ。救いようがない。
午後自転車で江戸川土手に向かっていると近所のテニスコートから賑やかな声。快晴の天気，微風，テニスにはもってこいのお天気だから，みんなで集まって汗を流している。テニスコートは広いから平気なのかなあ。但しコートの両サイドにはプレー待ちの人が談笑中だ。パチンコほどではないが大丈夫かなぁ。

ぎっくり腰と暇つぶし

コロナウィルス騒ぎになって，若干運動不足気味の影響なのか，ぎっくり腰になってしまった。ただし，重症には至らなかったのが幸いで，重いものさえ持たなければ生活に不自由はない。
第二と第四の火曜日は資源ゴミの日だ。歳も歳だし，4月28日(火)には書棚の本を始末した。中には26巻そろった山岡荘八の徳川家康もあった。この26巻は，何回か読み返している。宮本武蔵や，水滸伝，三国志なども何度も読み返した本だ。読んだ記憶にない本もある。但し，今になって読もうとは思わない本が多い。そういう本を，始末しようと台車に乗せている最中に腰のあたりがぴりっと痛んだ。あわてて本をおろしたが，症状は経験上ぎっくり腰に間違いなしだ。
本はだいたい図書館で借りてくるが，今はコロナウイルス騒ぎで図書館も閉まっている。そんなこともあって，何冊かは捨てずにとっておいた。そのうちの一つが芥川竜之介作品集。昭和45年出版だ。昭和46年4月11日早朝3時に読み終わったらしい。
広げてみると紙が黄ばんでいる。しかも文字が小さい。よく見る10.5ポイントどころではない。ずっと小さい。
パラっと開いて羅生門を読んでみる。映画で見たシーンと重なるかと思ったが，それよりずっと血なまぐさい。
うん，芥川は短編ばかりだから好きなところを読めば良さそうだ。暇つぶしにはもってこいかもしれない。

9月入学

新型コロナウィルス感染症の蔓延が教育制度まで変えようとしている。令和2年度の学校が実質的に始められないので，9月まで待ってそのまま毎年新学期を9月にしようというわけだ。海外の多くは9月新学期という事情もそういう思惑を後押ししているようだ。
学校現場ではどんな意見が多いだろうか。たぶん簡単にOKという意見は多くはないだろうなあ。
しかし4月始業を続けることにしたら実際には時間が足りない。年間で学ばねばならないことは，基本的には変わらないからだ。この学年だけ分数は学習時間は削ってもいいだろうと言うわけにはいかない。たぶんだが，やらなくていい学習内容はない。
学習時間を確保するために，夏休みは削るか大幅削減だろう。冬休みはほとんどなくなるだろう。土曜日の授業も再開されるわけだ。
この機会に，学校行事も大幅に見直したらどうだろう。4月・入学式，5月・運動会，6月・硬筆展覧会，8月・林間学校，9月・図工展と発明創意工夫点，10月・科学展・音楽会，11月・陸上大会，12月・持久走大会と書き初め練習，1月・書き初め，2月・卒業式練習開始，3月・卒業式。このほかにもあるかもしれない。これでは授業の合間に行事をやっているというより，行事の合間に授業をやっていると言う感じだ。なんだか本末転倒と言う気がする。
本当に必要行事なのか見直して，大鉈を振る必要があるのではないだろうか。
学校は幼稚園から大学まで幅広い。今まの4月に一斉始業という巨大なシステムを細かに見ればその一つ一つを積み重ねるとその量は膨大になるだろう。それを9月始業にすると今までの教育の計画を全部変えなければならないわけだからことは簡単ではないはずだ。事情は入学試験の時期を変更すれば良いだけではない。カリキュラムをご破算で願いましてはと全部初めから作り直さねばならないことになる。学期制もこの機会に変えられるかもしれない。9･10･11･12月が前期，1･2･3･4･5･6月が後期の二学期性になるかもしれないなあ。
まあ，変更再構築は大変な事務量になることは疑いないが，不幸中の幸いなことは9月まではたっぷり時間があるということだ。この数ヶ月間を準備期間に出来るということだ。そのためには政治の世界で，早めに見通しを立てなければならない。