首里城消失

首里城は1945年の戦火で消失。1992年に復元されたそうだ。それが再び火災で消失した。やまとんちゅの悲嘆も大きいが，うちなんちゅの喪失感はいかばかりだろう。
うちなんちゅにとってはあたかも自分自身が失われたかのような思いだろう。やまとんちゅが富士山を失ったような思いではないだかろうか。いや，それ以上かもしれない。あまりの大きさに何にたとえていいか分からない。
さて，火災の原因究明も必要だが，すぐに復元に手をつけなければならない。再度の復元に着手するためにはかなりの資金が必要になるだろう。国や沖縄県もそれなりの資金を拠出するだろうがたぶんそれ以上に全国からの寄付金が集まるだろう。
幕末から戦前戦後と，やまとんちゅはうちなんちゅの犠牲の上に自らを成り立たせてきた引け目がある。琉球処分という言葉を知っている人も多かろう。戦後は，1972年まで，アメリカ統治下に置かれた。今も米軍基地の殆どが沖縄県にあり，辺野古への基地移転でもうちなんちゅの意志に反する政策が推し進められつつある。
今まで首里城に，スプリンクラーがなかったのはスプリンクラーによる文化財破損等の心配があったからだろうか。今回の復元の際は是非ともスプリンクラーなど火災対策を万全にしてほしいものだ。

娘は沖縄で挙式したっけ　もうこの首里城はないわけだ