Twitterに注意

大阪の女の子が「誘拐」され，栃木県小山市で保護されたそうだ。「誘拐」したのは自称派遣職員の男だそうだが，大阪と小山市の脈絡が何にあったのか。報道によれば脈絡はSNS (social network service) だそうだ。朝のバラエティによれば子供たちが利用するSNSは多くがTwitterだそうだ。トランプ大統領の得意技だ。
Twitterには若い人の悩みなどが書き込まれ，それにさも"優しげな"大人が言葉巧みに声をかけ，結果として若い子供が毒牙にかかってしまう。
いろいろあるSNSの中でも悪意ある大人がTwitterを利用するのは，Twitterは匿名のアカウントがいくらでも作れるのだそうだ。まずい進行になったらそのアカウントを削除すれば身は安全だからと言うことらしい。もともとfaceブックなどのSNSは本人のプロフィールが明らかなので犯罪がおきにくいという触れ込みだった。しかし，ネット空間で細かな詮索が行われるわけではなく，匿名性を崩すことは難しいらしい。
若い人が悩みをネットに書き込む気持ちは理解できる。家族には言いにくいことでも，人間関係が希薄な人の方が言いやすい。赤提灯で見ず知らずの人にグチを言いやすいのと同じだ。親友だから何でも言えるわけではない。親友だからこそ言えないことがある。毒牙を隠す大人はそこを巧みについてくるわけだ。
それにしても，子供が消えてしまった親は，なぜ子供が飛び出したかわからず，安否もわからない。不安で不安でいたたまれなかったはずだ。その気持ちはたぶん子供には通じていない。

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