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日本はキリスト教国? [シルバーウィングでGO]

ローマ教皇が日本にやってきて,あちこちを訪問した。歓迎の嵐はまるでアイドルを迎えるファンのようだ。嵐のような歓迎はとどまるところを知らず,安部首相だけでなく天皇陛下との会見もセットされた。何しろ教皇は世界中のカトリック信者の頂点に立つ人だし,バチカン市国の元首でもあるから外交上の配慮も必要だろう。また,天皇陛下はヨーロッパへの留学経験もおありだ。驚くことではないかもしれない。
今では,日本では結婚式を教会であげる人が多くなっている。本人たちがキリスト教信者でなくてもいっこうにかまわない。教会の方も来てもらえるならと商売っ気なしで使って貰っているらしい。一昨年,姪の結婚式も盛岡の教会だった。
さて昔の話しだ。二十歳になろうという3月,友達と二人で岩手の盛岡から東京を経て京都・奈良まで自転車で走ったことがある。宿泊は駅舎だったりテントを張ったり,二人とも慢性金欠病にかかっていたのでホテル・旅館は使えなかった。盛岡を出発して三日目だったか。仙台で泊れるところを探して最初に行ったのがお寺の境内だった。境内にテントを張る許可を得ようと庫裡に行った。しかし,許可は出来ないと言う返事。がっかりして次に入ったのが教会。教会では,外では寒いだろうから中でおやすみなさいと毛布まで用意してくださった。そのときは,とても有り難かったが複雑な気持ちでもあった。何しろお寺から体よく追い払われた後だった。
長じて気がついた。お寺は抱えるものが大きかった。守らなければならない歴史的文化財でもあるお寺に万一火でも出したら取り返しがつかない。ご住職様の奥様が冷たいからではなく,心苦しいながらの判断だったのだろう。
ふと思い出す昔の話し。歳を取ったんだなあ。

盛岡茶畑の協会 姪は綺麗だった
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