日柄

新しいこよみを使うに当たって退位と即位の日を確かめた。退位の日4月30日(旧暦3月26日)は火曜で日柄は仏滅だ。即位の日5月1日(旧暦3月27日)は水曜で大安。なるほど。即位の日を年度変わりの4月1日にしなかったのは一つは公官庁の繁忙期(統一地方選挙)であること，二つに休日の設定，三つにこの日柄だったのだろう。
日本では今でも日柄を気にする人がいるようだ。日柄が簡単な計算で決まっていると言われても，日柄の重要性は揺るがないようだ。ちなみに，日柄の決め方は自分なりに試算してみると余りで決まる。(旧暦+日付)÷６で，余りが0のとき大安，1のとき赤口，2のとき先勝，3のとき友引，4のとき先負，5のとき仏滅だ。大体この通りに変わっていくが旧暦の月替わりに順番が変わるのはこのためだ。実際はもっと難しい方法なのかもしれないがこの計算で狂うことはない。
即位の日を決めるときにもしかするとわり算の余りが幾ばくかの役割を果たしているかもしれない。