ボランティアサロンその２

熊谷市を後にして，食事後に向かったのは行田市の忍城。忍城と言っても私にはぴんとこなかったが，「のぼうの城」という映画にもなったお城だそうだ。かなり名の通った映画だったらしい。
なんでも，秀吉に命じられた石田三成が水攻めをしたときの攻防を描いた映画らしい。秀吉は本能寺の変の直前にも中国攻めで水攻めを行っている。秀吉は水攻めが好きらしい。
博物館の学芸員の解説によれば，忍城はついにがんばりきって落城しなかったそうだが，小田原城落城の7日後，開城して徳川が領する城に変わったということだった。
その当時の地図を見ると，忍城は複雑な沼地を天然の堀に仕立てた難攻不落の城だったことが分かる。土地が関東平野のだだっ広いところにあり，水攻めにしようとしても広すぎて三成も困ったのではあるまいか。
今建っている城は，天守閣ではなく物見などの櫓として使われていたものだそうだ。天守閣だともう少し大きかっただろう。

みんなで忍城をバックに記念写真を撮ることになり場所を決めてもらったが，あいにく完全逆光。これでは，フラッシュがないと顔が暗くなりそうだ。まあ，忍城の影に入って撮影。ボランティアセンターの係りの女性はスマホでの撮影だから，ちょっとつらいかもしれない。私も５D2で撮影した。これなら，明暗や色などを細かに調整できるからなんとかなるかも知れない。
冷たい風の中での見学だったが，同じ故郷の人がいて話の花を咲かせることもできた。歳は私より上の方だがボランティア歴はもっとずっと先輩らしい。話しっぷりも若々しい。
なにはともあれ，楽しい一日だった。私も，今日お会いできた人たちを見習って，積極的に生活していこうと思う。