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筆順 [シルバーウィングでGO]

新聞に弟の筆順についての考え方に不安を覚えた女子高校生が,筆順が本当に大切かどうか助言を求める投稿が載った。女子高生はしっかり派,弟はテキトー派らしい。22日の声欄では特集でそれに対してのいろいろな考えが紹介された。
様々な考えがあるもんだな。非常に重視する人,ほとんど無視する人それぞれに説得力がある。最近は書かなくても済むときが多い。このブログもポメラで書いている。ただ,どうしても手書きにならざるを得ないことがある。悪筆としては辛いところだ。悪筆の原因は筆順にもあるかもしれないしなあ。
昔も学校では筆順については厳しい先生と,先生自体が筆順無視の人と両方いた記憶だ。概ね,きれいな文字を書く低学年の女の先生は厳しく,続け字の高学年の男の先生はあまい例が多かったように思う。
学校ではどのように教えることになっているか調べてみると,昭和33年に時の文部省が「筆順の手引き」を示したそうだ。私が小学3・4年生の頃だ。ここで学校で教える漢字の筆順が決められたわけだ。ところが,この手引書には「ここに取り上げなかった筆順についてもこれを誤りとするものでもなく,また否定しようとするものでもない」と書いてあるそうだ。
つまり,筆順は幾通りあってもいいことになる。今までよりもずいぶん緩やかに考えてよかったわけだ。そういえばおやじ様の筆順と学校で教える筆順が違うことがあった。おやじ様は「書」という字の縦画は4画目だったが,学校では6画目と教えられた。もちろん私は今でもおやじ様の筆順だ。
筆順にはだいたいの基本があるそうだ。上から下へ,左から右へ,外から内へなどらしいが,だいたいそれに沿っていれば良いわけだ。
「筆順の手引き」を無視するのもどうかと思うがとらわれすぎると漢字嫌いを増やすかもしれない。
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