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芋蔓 [シルバーウィングでGO]

IR汚職の議員がぞろぞろ出てきそうだ。北海道の議員が2017年に観光会社から100万円もらっていたと白状したそうだ。観光会社と言えば聞こえはいいがカジノを取り仕切りたい会社だろう。この会社が500ドットコム社とどう関わっているか分からないが,北海道もIRに手を挙げていた。議員は100万円の意味が分からなかったはずはない。
金を受け取った議員が船橋議員のほかに,5人という情報だったり12人という情報だったりとかまびすしいが,当の本人はいつ名前が報道されるかとびくびくしているだろう。それでも,政権中枢は「粛々と進めていきたい」と冷静を装うはずだ。
それにしても推進派の宣伝は手が込んでいる。その中心は,IRはintegrate resort(複合型・統合型リゾート地) であってガジノはその一部でしかない,と言う宣伝だ。ラスベガスをつくるわけじゃないと言うが,それならカジノを除いて,国際会議場や劇場,ショッピングモールなどを開発すれば良さそうなものだがそんな気はサラサラ無い。カジノのないIRは気の抜けたビールのようなものだと思っているだろう。
藤沢修平の小説に描かれる賭博場に密かに出入りする者は,一攫千金をねらう食い詰め者か,御店の金を持ち出して遊ぶ番頭や手代,そして根っからの遊び人だ。寺銭は胴元の親分の懐に入り,長い目で見ると博打で儲けた奴はいない。そりゃそうだ。いかさま博打が横行しては素人衆は身ぐるみ剥がされるのがおちだ。中には借金の形に娘を女衒に連れて行かれる馬鹿な奴もいる。クローズアップマジックを見たことがあるが,目の前で起こっていることがいかさまだとは絶対に見抜けない。
韓国には自国民が入れるIRもあるそうで,その周辺では質屋が大繁盛だそうだ。なぜかは言うまでもあるまい。
芋蔓たちはそんなことを知らぬはずはないが,とにかく自分たちに金が落ちればそれでいいと思っている。こんどの500ドットコムからの金だって,白状したのは騒がれたからで,騒がれなきゃ黙ってお代官様でいたはずだ。

Fridayも忙しい
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