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ヤジは議会の花 [シルバーウィングでGO]

ヤジは議会の花と言われるそうだ。そう言えば中国や北朝鮮など,不規則発言をする議員など一人もいない。拍手でえ統一されているように一斉に立って習近平や金正恩に「懸命に」拍手を送っているように見える。逆に,いわゆる民主主義国の議会はうるさいほどにぎやかだ。勝手に話している場合もあるしヤジを飛ばしていることもあるからだ。
ヤジが記憶に残るのは,演説者をも苦笑させる機知に富んだ言葉を含んでいるときだ。ヤジにも高い知性が求められるわけだ。
先日の国会で玉城議員が夫婦が結婚しても別姓を選べるようにしていくべきだと述べると,自民党の杉田議員が「それなら結婚しなくていい」とヤジを飛ばしたそうだ。議場はどんな反応だったのだろう。
「それなら」という意味はたいていの場合女性に向けて「別姓でいたいなら」とか「今の姓でいたいのなら」という意味で使われているはずだ。姓を変えたくないなら結婚するな,と言ったことになる。ヤジとはいえ女性に投げつけられた言葉としてヤジを飛ばした水田議員はそれなりの説明を求められるだろう。
ところが,水田議員は記者の質問に全く答えようとせず逃げ回っていたようだ。どうやら,自民党の上層部から余計なことは言うなと釘を刺されたようだ。
まあなあ。しゃべればしゃべるほど,弁解すればするほどボロが出ることを,先輩諸氏は身を持って体験しているから,「沈黙は金」を守らせようというわけだ。
それにしても,「結婚するな」のヤジにひとかけらの機知も感じられないのは私だけだろうか。「同棲している人別姓だよ」とか何とか,同姓と別姓を捻って,ウィットの効いたヤジを飛ばしてもらいたかった。
なお,ヤジとは別の次元で言うと,海外では夫婦が実に多様な姓を選択できるようだ。そう言う意味でも日本はガラパゴスかもしれない。

よきご縁に恵まれますように という絵馬が1枚だけ見つかった
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