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見せかけのしっぽ切り [シルバーウィングでGO]

桜をみる会の名簿の扱いが違法だったとして,内閣府歴代の人事課長を「厳重注意処分」にするそうだ。
自分たちが負わなければならない責めを,事務方に押しつけて終わりにしようとする思惑が見え見えだ。誰も納得しないだろう。誰が考えたか小手先の姑息な方法をよく恥ずかし気もなくできるもんだと,「感心」する。
いわゆる「処分された」人事課長はおもしろくないはずだが,凄まじきは宮仕えと思って諦めるだろう。諦められるにはそれだけの理由がある。処分は実質を伴わないからだ。国家公務員の処分は国家公務員法に決められている。その中に「厳重注意」なんて処分はないはずだ。免職,停職,減給,戒告の4種類だけだ。これらの処分は履歴書に赤字で記載されるだろうが,「厳重注意」は履歴書事項にもならないはずだ。法的に意味もない「厳重注意処分」の紙っぺらは鼻紙にもなるまい。被処分者にはそのうち,本人も驚くような栄転辞令が届けられるだろう。
処分しました。これでいいでしょと国民にうそぶくための見かけのしっぽ切りに騙されるお人好しはほとんどいないはずだ。

カンムリカイツブリ
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