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話し合いによる対話って [シルバーウィングでGO]

安倍首相が中東歴訪に先だってその狙いをコメントしたそうだが,その様子がテレビに流れた。うん?と思ったのは「話し合いによる対話」という言葉遣いだ。中東が緊迫した情勢であることをふまえて,冷静になって意志疎通しましょうというつもりだと思うが,「話し合い」も「対話」も同じ意味として使われる言葉だ。「話し合い」は和語で「対話」が漢語という違いでしかない。安倍首相の頭の中が「混乱」して「入り乱れて」いたのだろうか。
政治家は言語学者ではないから言葉遣いを間違えることはある。「云々」を「デンデン」と読んだら笑うが,未曾有を「みぞうゆう」と読んだとしても笑ったりはしない。それなりの常識があれば読み間違いくらい政治家としての欠点にはならないからだ。しかし,「話し合いによる対話」にはおやっと思ってしまう。例えば上で述べたように「話し合いによる意志疎通」とか「話し合いにより妥協点を探す」とか「話し合いによる相互理解」とか「話し合いによる解決策」とか,いくらでも話しようはあったはずだ。そう言えなかったということは「語感」が鈍いと言うことなんだろうか。
いつぞやもこのブログで書いたと思うが,上皇陛下退位式典での安倍首相の読み間違いは,いつでもネットで確認できた,ジェジェ!。しかし官房長官は「間違えずに読んでいる」と強弁している。ギョギョ!
予行で読み上げる練習をしてもあんな間違いを犯すのはなぜなんだろう。まさか認○○じゃあるまいなあ。
話を「話し合いによる対話」に戻す。言葉を逆にして,「対話による話し合い」にすれば状況によっては使えるかもしれない。この場合の「対話」は「顔を合わせて」とか「直接会って」という意味に理解できそうだ。それでもちょっとつらい。揚げ足取りをするつもりはないが政治家は言葉が命であることを肝に銘じてほしい。

great
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